医療機器の用語『留置針』とは?
医療と看護を知りたい
先生、留置針について教えてください。
医療の研究家
留置針とは動静脈の血管内に留置できる注射針のことだよ。
医療と看護を知りたい
動静脈ですか?それはどういうことですか?
医療の研究家
動静脈とは、心臓から体の各部分へ血液を送る動脈と、体の各部分から心臓へ血液を戻す静脈のことだよ。留置針はこれらの血管内に留置できるんだ。
留置針とは。
医療で用いられる医療機器や設備に関連する用語に「留置針」があります。留置針とは、血管(動脈または静脈)内に長時間留置できる注射針のことを指します。
留置針とは何か
留置針とは、血管などに留置する針状の医療機器のことです。通常は静脈や動脈に穿刺し、その場に留めて使われます。採血、輸液、点滴、薬剤投与など、さまざまな医療処置に使用されます。留置針には、留置する部位や用途に応じて、さまざまな種類とサイズがあります。
留置針の用途
留置針の用途は、主に医療現場における液体の注入・採取などの医療目的で使用されます。例えば、点滴や輸血の際に、長時間安定して輸液を流すために使われます。また、採血や注射薬の投与など、一時的に血管内に針を留置する必要がある場合にも使用されます。さらに、薬液の持続注入や、患者の状態をモニターするための採血など、さまざまな医療処置においても留置針が活用されています。
留置針の種類
留置針の種類
留置針には、用途や特徴に応じてさまざまな種類があります。一般的な種類を以下に紹介します。
-鋼線留置針-最も広く使用されており、頑丈で繰り返し使用できます。ただし、患者に不快感を与えることがあります。
-カテーテル留置針-細く柔軟で、血管内の遠隔部位への挿入に適しています。
-翼付き留置針-穿刺部位を固定する翼が付いているため、安定性が高くなります。
-自己針付き留置針-針が内蔵されており、穿刺操作を容易にします。
-安全留置針-穿刺後に針が自動的に収納される構造になっており、針刺しによる事故を防ぎます。
特定の状況や患者の状態に応じて、最適な留置針の種類を選択することが重要です。
留置針の挿入方法
-留置針の挿入方法-
留置針を挿入する際には、適切な手順に従うことが大切です。まず、挿入部位を清潔にして局所麻酔を十分に行います。次に、ガイド針を挿入し、穿刺した部分に留置針を通します。留置針の先端は静脈や動脈に留置されます。
正しく留置されていることを確認するには、シリンジで少量の血液を吸引します。血液が吸引できれば、留置針が血管内に留置されていることを示します。留置針の挿入が完了したら、針の周囲を固定して安定させます。
留置針の注意点
-留置針の注意点-
留置針を使用する際には、いくつかの注意点があります。まず、留置針は挿入後、定期的に観察し、必要に応じて位置を調整する必要があります。また、留置針周辺の皮膚に感染を起こさないよう、清潔に保つことも重要です。さらに、留置針は使用する期間が限られており、定期的に交換しなければなりません。交換時には、医師の指示に従うことが必要です。適切な管理と注意を怠ると、留置針の使用によって感染症やその他の合併症のリスクが高まる可能性があります。