髄内釘|骨折治療で用いられる骨髄内に挿入する釘

髄内釘|骨折治療で用いられる骨髄内に挿入する釘

医療と看護を知りたい

「髄内釘」って何ですか?

医療の研究家

骨折した骨を固定するために骨髄内に挿入する釘のことだよ。

医療と看護を知りたい

骨髄内に釘を入れるんですね。どうやって固定するの?

医療の研究家

スクリュー状の釘や斜めに埋め込まれた釘で、骨内で動かないように固定するんだ。

髄内釘とは。

-医療における整形外科用語「髄内釘」-

髄内釘とは、骨折部位を固定する目的で、骨の中心部(髄腔)に挿入する釘です。ネール、ネイル、ロッドとも呼ばれます。骨の端部から髄腔に打ち込むため、骨折部分の骨を切開する必要はありません。主に、比較的大きな骨の骨幹部が骨折した場合に使用されます。

-形状-

髄内釘は、髄腔に挿入しやすいよう細長い形をしています。骨内で動かないように、側面にネジ状の釘が埋め込まれているものや、骨折部分に適度な圧力をかけて骨の癒合を促すため、ネジ状の釘が斜めに埋め込まれているものもあります。

-素材-

髄内釘は一般的に金属製で、チタンなどの軽量で錆びにくい特殊金属が使用されることもあります。

-髄内釘固定法-

髄内釘を髄腔に固定する方法を髄内釘固定法といいます。この方法では、骨内部が補強されるため、他の治療法に比べて患部に早く荷重できるようになります。これにより、早期の回復と社会復帰が可能になります。髄内釘固定法には、以下のような利点と欠点があります。

-利点-
* 傷が少なくなる
* 髄内釘が目立ちにくい
* 骨粗鬆症にも対応できる
* 骨の癒合が早まる
* 骨の長さに合わせて調整できる

-欠点-
* 皮膚に傷をつける可能性がある
* 再手術が必要な場合がある
* 関節痛などの痛みが出る可能性がある

髄内釘とは?

髄内釘とは?

髄内釘とは?髄内釘は、骨折の治療に用いられる医療機器の一種です。金属製の釘状の器具で、骨髄腔内に挿入されます。骨折した骨の断片を固定し、安定させる役割を果たします。髄内釘は、長管骨(腕や脚の長い骨)の骨折やその他の骨損傷の場合に主に使用されます。

形状

形状

髄内釘の形状は、骨折の種類や部位によって異なります。一般的に、髄内釘は円柱状または長方形の形状をしており、先端は鋭利になっています。これは、骨髄腔に確実に挿入できるよう設計されています。さらに、髄内釘には、複数のネジ穴があり、これらは骨折部に固定するためのネジを挿入するために使用されます。また、髄内釘には、骨折部を安定させるためのプレートが付属していることもあります。

素材

素材

髓内釘で使用される素材は、骨折の特性や患者の状態に適したものが選択されます。一般的な素材には以下があります。

チタン合金 軽量で強度が高く、生体に親和性があります。
ステンレス鋼 耐久性に優れ、コストが低いですが、チタン合金より柔軟性に欠けます。
コバルトクロム合金 耐摩耗性に優れ、耐久性も高いですが、チタン合金より重く、費用も高くなります。
ポリマー(樹脂) 生体適合性と弾力性に優れていますが、強度が低く、永久的な固定には向いていません。

髄内釘固定法

髄内釘固定法

髄内釘固定法とは、骨折した骨の治療に使用する手法です。この方法では、髄内釘と呼ばれる中空の金属製の釘を骨髄腔(骨の中空部分)に挿入して、骨折部の固定を行います。

髄内釘は、骨に沿った形状に設計されており、骨折した骨を内側から安定させることができます。この手法の利点は、骨折部の周囲の軟部組織を傷つけないこと、また、早期の荷重(体重をかけること)が可能なことです。早期荷重により、骨折部の治癒が促進され、患者の回復が早まります。

メリット・デメリット

メリット・デメリット

-髄内釘メリットとデメリット-

髄内釘は骨折治療で用いられる、骨髄内に挿入する釘です。この治療法には、次のようなメリットとデメリットがあります。

-メリット-

* 高い安定性髄内釘は骨折部位をしっかりと固定し、患部の安定性を高めます。
* 早期の荷重が可能髄内釘を使用することで、他の固定方法に比べて早期に患部に体重をかけられるようになります。
* 再骨折のリスク低減髄内釘は骨折部位を強固に固定することで、再骨折のリスクを低減します。

-デメリット-

* 侵襲性が高い髄内釘は骨髄内に挿入する必要があるため、外科的処置が伴います。
* 感染症のリスク髄内釘を使用すると、感染症のリスクがやや高くなります。
* 抜釘が必要になる場合がある髄内釘は骨折が治癒した後に抜釘が必要になることがあります。

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