大胸筋の役割と構成、作用と支配神経
医療と看護を知りたい
先生、『大胸筋』の起始部を教えてください。
医療の研究家
鎖骨内側、胸骨と真肋の肋軟骨、腹直筋鞘だね。
医療と看護を知りたい
では、大胸筋の作用はどんなものですか？
医療の研究家
上腕の内転、屈曲、内旋だよ。構成部位ごとに作用が違い、肩関節の位置によっても変わるんだ。
大胸筋とは。
整形外科でいう「大胸筋」とは、胸の前方の厚くて扇形の筋肉のことです。肩の付け根にある肩関節を構成する筋肉の1つです。
大胸筋は、鎖骨の内側、胸骨、肋骨、腹部の筋肉の筋膜から始まります。そして、上腕骨の大きなコブに向かって筋繊維が集まって終わります。
大胸筋は、鎖骨の内側から始まる鎖骨部、胸骨と肋骨から始まる胸肋部、腹部の筋肉の筋膜から始まる腹部部の3つの部分に分かれています。
大胸筋の働きは、腕を内側にひねる、曲げる、内側に回すことです。それぞれの部分によって働きが異なり、肩関節の位置によっても変化します。また、大胸筋は深呼吸をする際の補助的な筋肉にもなります。
大胸筋に指令を出す神経は、腕神経叢から分岐する外側胸神経と内側胸神経です。
大胸筋は体の下から見える筋肉であり、最も目立ちます。そのため、腕を使う仕事やスポーツ選手ではよく発達しています。
大胸筋とは
大胸筋とは、鎖骨と胸骨の内側から肩甲骨の内側に広がる胸部の大きな筋肉です。扇形の形状をしており、上面は鎖骨から、下面は胸骨と肋骨から、裏面は肩甲骨から起始し、全体として腕を内側に引き寄せる働きをしています。この筋肉は、胸を大きく広げたり、腕を前に上げたり、水平に開いたりする動きを可能にします。
大胸筋の起始・停止
-大胸筋の起始・停止-
大胸筋は、胸を構成する大きな筋肉です。その起始部は、鎖骨内の側、胸骨、上6肋軟骨です。これらの起始部から、筋線維は外側に走行し、上腕骨の大結節稜に停止します。この起始・停止の関係により、大胸筋は腕を前に引き寄せる（屈曲）運動に寄与しています。
大胸筋の構成部位
大胸筋の構成部位
大胸筋は、鎖骨の下縁、胸骨、および肋骨の内側から起始し、上腕骨の近位部に停止する筋肉です。解剖学的には、3つの部分に分けられます。
* 鎖骨部 锁骨の下縁から起始し、大胸筋の最も外側に位置します。
* 胸骨部 胸骨から起始し、大胸筋の中央部分を占めます。
* 肋骨部 肋骨の2番目から6番目までから起始し、大胸筋の内側部分を形成します。
大胸筋の作用
大胸筋の作用
大胸筋は、胸部の動きを制御する重要な筋肉です。肩関節で前腕屈曲と内旋を行い、肩関節の水平伸展と内転にも関与します。また、吸気時に肋骨を持ち上げ、呼吸にも重要な役割を果たします。大胸筋は、これらの動作を可能にするために、肩甲骨と腕の骨である上腕骨に付着しています。
大胸筋の支配神経
大胸筋は胸郭出口症候群の評価や治療において重要な役割を果たす筋肉です。大胸筋の支配神経は鎖骨神経と胸筋神経の2本で、これらの神経は鎖骨上神経叢から分岐しています。鎖骨神経は外側大胸筋の支配を担い、胸筋神経は内側大胸筋の支配を担っています。これらの神経の障害は、大胸筋の筋力低下や感覚障害を引き起こす可能性があります。