ギプスシーネとは?通気性に優れる副木
医療と看護を知りたい
ギプスシーネという言葉について教えてください。
医療の研究家
ギプスシーネとは、ギプス包帯を帯状にして患部に合わせた副木のことです。
医療と看護を知りたい
ギプスシーネとギプス固定の違いは何ですか?
医療の研究家
ギプスシーネは患部全体ではなく半分程度しか固定されないので、通気性と着脱性に優れています。
ギプスシーネとは。
整形外科で使われる「シーネ」とは、ギプス包帯を帯状にして固めた副木のことです。ギプスは石膏、シーネは副木を意味するドイツ語です。
シーネの作り方は、固定範囲を測り、ギプス包帯を何重にも重ねて帯状にします。これをぬるま湯で柔らかくし、患部に当てて患者の状態に合わせて固めていきます。
シーネは患部全体ではなく半分程度を固定するため、通気性がよく着脱も可能です。ギプスのようにがっちりと固定する必要がない場合や、短期間の固定に適しています。
シーネは、腫れが強い骨折の初期治療、手足の先端の単純骨折、捻挫などの靭帯損傷、アキレス腱の損傷などに用いられます。
ギプスシーネの定義
-ギプスシーネの定義-
ギプスシーネとは、ギプスよりも通気性に優れ、骨折やその他の怪我の固定に使用する副木の一種です。石膏とグラスファイバーから作られ、柔らかく柔軟性があり、怪我をした部位にぴったりとフィットします。ギプスシーネは、従来の石膏副木よりも軽量で、通気性があるため、患部の通気を確保し、快適性を向上させます。また、防水性もあり、水に濡れても形状を維持します。
ギプスシーネの作り方
ギプスシーネの作り方では、自宅で簡単にギプスシーネを作成する方法をご紹介します。まず、材料として、石膏包帯、水、バケツ、はさみが必要です。バケツに水を入れ、石膏包帯を浸します。浸した包帯を患部に巻いていき、乾燥するまで待ちます。乾燥後、はさみで余分な部分をカットして完成です。ギプスシーネは、軽くて通気性もよく、患部を固定して保護するのに適しています。
ギプスシーネの特徴
ギプスシーネの特徴としてまず挙げられるのは、通気性の良さです。従来のギプスよりも通気孔が多く備わっているため、肌が蒸れたりかぶれたりするのを防いでくれます。また、軽量で持ち運びにも便利。さらに、防水性にも優れているため、入浴時にも着用したままにすることができます。
ギプスシーネの用途
ギプスシーネの用途は幅広く、主に骨折や脱臼の固定に使用されます。これにより、損傷した部位が安定し、適切な癒合を促進することができます。また、捻挫や打撲などの軟部組織の損傷の保護にも有効です。ギプスシーネは、外科手術後の患部の保護にも使用され、患部の動きを制限し、安定性を確保します。さらに、腱鞘炎やばね指などの慢性的な炎症を固定して症状を軽減するためにも使用できます。
ギプスシーネの注意点
ギプスシーネの注意点は、その通気性の良さゆえに、以下に挙げる点に注意する必要があります。
* -通気性が良すぎる場合-湿疹や皮膚炎などの皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。こまめなガーゼ交換や通気性の良い包帯の使用で予防を図りましょう。
* -ズレや外れ-ギプスシーネは固定力が弱いため、外れたりズレたりして、十分な固定効果が得られないことがあります。適切なサイズを選択し、必要に応じてテーピングや包帯でしっかりと固定しましょう。
* -水濡れ-ギプスシーネは水に弱い性質があります。入浴やシャワーの際には、防水カバーを使用するか、濡れないように注意しましょう。濡れた場合は、すぐに乾燥させることが大切です。