しゃっくりってなに?仕組みや原因、止め方まで徹底解説!
医療と看護を知りたい
「しゃっくり」の医学用語について教えてください。
医療の研究家
「しゃっくり」の医学用語は、「吃逆(きつぎゃく)」です。これは、横隔膜や肋間筋などの呼吸器の筋肉が痙攣し、声門が閉じたときに起こる現象です。
医療と看護を知りたい
痙攣と声門閉鎖が同時に起こるんですね。
医療の研究家
その通りです。この同時発生が、「ヒック」という独特の音の原因となります。
しゃっくりとは。
医学では、「しゃっくり」という言葉は、横隔膜や肋間筋、前斜角筋などの呼吸筋が痙攣し、声門が同時に閉じるときに起こる、独特の「ヒック」という音を伴う症状を指します。この症状は、「吃逆(きつぎゃく)」とも呼ばれます。
しゃっくりとは?
しゃっくりとは、横隔膜が突然収縮することにより引き起こされる、ほとんどの場合無害な症状です。横隔膜は肺の下にある筋肉で、呼吸を助けます。横隔膜が痙攣すると、声帯が閉じ、特徴的な「しゃっくり」という音が発生します。しゃっくりは通常、単発または短い発作で発生しますが、場合によっては数時間、さらには数日間続くこともあります。
しゃっくりの仕組み
しゃっくりの仕組みについて説明しましょう。しゃっくりとは、横隔膜という呼吸筋が突然収縮し、声帯が閉じて「ヒック」という音を出す現象です。横隔膜は、肺と腹腔を隔てるドーム状の筋肉で、呼吸をするときの動きを制御しています。横隔膜が異常収縮すると、空気が肺に入るのを遮り、声帯が振動して特徴的な音が発生します。この異常収縮を引き起こす原因は、横隔膜を支配する迷走神経や横隔膜神経の過剰刺激、または横隔膜のけいれんなどと考えられています。
しゃっくりの原因
しゃっくりの原因
しゃっくりは、横隔膜が突然収縮することで起こります。横隔膜は肺と腹部を隔てている筋肉で、呼吸を助けています。しゃっくりでは、横隔膜が不随意に痙攣し、喉が閉じて「ヒック」という音が発生します。この痙攣を引き起こす原因はさまざまで、おもに次のようなものが考えられます。
* 急激な温度変化
* 炭酸飲料やアルコールの過剰摂取
* 大きな笑い
* 辛い食べもの
* 胃の膨張(食べ過ぎ、飲み過ぎ)
* 心臓や脳の病気
* 神経系の異常
しゃっくりの止め方
しゃっくりの止め方について見ていきましょう。まず、しゃっくりは横隔膜が痙攣することで起こりますが、この痙攣を鎮めることが大切です。一般的な方法としては、冷たい水を飲む、息を止めてみる、紙袋をかぶるなどの方法があります。さらに、ツボを押す方法もあります。例えば、くびの一番くぼんだところを指で押したり、みぞおちを指で押したりするのも効果的です。また、びっくりさせる、かまを掘るなど、横隔膜が痙攣しなくなるような刺激を与えるのも良いでしょう。ただし、しゃっくりを止める方法には個人差がありますので、自分に合った方法を試してみてください。
医療におけるしゃっくりの対策
医療現場において、しゃっくりはときに患者さんの不快感や苦痛を引き起こすことがあります。そのため、医療従事者はさまざまな方法でしゃっくりを緩和しようと努めています。薬物療法として、抗精神病薬やバルプロ酸ナトリウムなどが用いられる場合があります。また、迷走神経刺激を行うことでしゃっくりを止めることもあります。これは、迷走神経を刺激する薬剤を投与したり、神経ブロックを行ったりするものです。さらに、横隔膜への圧迫やマッサージによってもしゃっくりを落ち着かせる効果が期待できます。