眼科に関すること

眼科に関すること

眼球偏位:目の位置が正面ではない状態

-眼球偏位目の位置が正面ではない状態- -眼球偏位とは?- 眼球偏位とは、目の位置が正面ではなくずれている状態のことです。通常、目は両眼視と呼ばれる機能によって、脳が2つの目の画像を1つの画像に統合して、奥行きのある立体視が可能になります。しかし、眼球偏位があると、目の位置がずれてしまい、この機能が正しく働かなくなります。その結果、複視(ものが二重に見える)、頭痛、めまいなどの症状が生じます。原因としては、外傷、脳卒中、甲状腺機能亢進症、斜視などがあり、治療法は原因によって異なります。適切な治療を受けなければ、重度の視覚障害につながる可能性があります。
眼科に関すること

飛蚊症とは?その原因と治療法

飛蚊症とは? 飛蚊症は、目の前に小さな黒や灰色の点、糸、または斑点が浮かんで見える、一般的な目の状態です。これらの「浮遊物」は、目の液体を満たす透明なゼリー状物質(硝子体)に小さな凝固物があるために発生します。こうした凝固物は、加齢による硝子体の栄養不良や、目の炎症や外傷による硝子体の損傷によって引き起こされます。ほとんどの場合、飛蚊症は深刻なものではなく、視力には影響を与えません。ただし、突然多くの浮遊物が出現したり、光が点滅したり、視界の一部が欠けたりする場合は、網膜剥離などのより深刻な目の問題の兆候である可能性があるため、眼科医の診察を受けることが重要です。
眼科に関すること

アディー症候群:片目のピント合わず、まぶしさに悩む疾患

アディー症候群とは、片方の瞳孔が異常に大きくなり、ピント合わせが困難になるまれな目の疾患です。この症候群は、瞳孔を制御する神経に損傷があることが原因で、通常は片目にのみ発症します。そのため、患者は片目でピントを合わせようとしたとき、ぼやけたり二重に見えるなどの視覚障害を経験することがあります。また、まぶしさにも過敏になり、明るい光や日光にさらされると強い不快感を覚える場合があります。
眼科に関すること

レボフロキサシン:目の感染症に効く抗菌薬

-レボフロキサシンの概要- レボフロキサシンは、目の感染症の治療に使用されるフルオロキノロン系の抗菌薬です。グラム陰性菌やグラム陽性菌の幅広い細菌に対して有効です。レボフロキサシンは、細菌のDNAの複製を阻害することで作用します。 レボフロキサシンは、通常、点眼薬として1日4~6回、感染した目に入れます。点眼薬は、予め決められた期間、医師の指示に従って使用することが重要です。使用期間を短縮すると、感染症が治り切らずに再発する可能性があります。また、使用期間を延ばすと、副作用のリスクが高まります。
眼科に関すること

カーンズ・セイヤー症候群とは?原因、症状、治療法を解説

カーンズ・セイヤー症候群は、遺伝性の希少疾患で、さまざまな組織や臓器に複数の腫瘍が発生するという特徴があります。この症候群は、1964年に米国医師のトーマス・カーンズとロバート・セイヤーによって最初に報告されました。カーンズ・セイヤー症候群は、常染色体優性遺伝によって遺伝し、つまり、この症候群を持った親から生まれた子供のうち、半数が遺伝する可能性があります。
眼科に関すること

白内障:原因、症状、治療法

白内障とは、水晶体が濁る病気です。水晶体は、目のレンズの役割を果たし、光を調節して網膜に届ける役割を担っています。白内障になると、水晶体が濁り、光が網膜に届きにくくなります。その結果、視力が低下したり、物がかすんで見えたりします。白内障は、老化に伴う変化、けが、病気などさまざまな原因によって発生します。
眼科に関すること

レーシックの仕組みと治療法を徹底解説

-レーシックとは?仕組みや特長をわかりやすく解説- レーシックとは、LASIK(レーザー角膜層状切削術)の略で、近視、遠視、乱視などの屈折異常を矯正する眼科手術のことです。レーシックの手術では、角膜の最外層である角膜上皮を薄く削り取り、レーザー光で角膜の形状を変化させます。この処置により、屈折異常を解消し、裸眼視力を向上させます。 レーシックの特長は、手術時間が短く(約15~20分)、痛みが少なく(点眼麻酔のみで行える)、回復が早い(数日から数週間で安定した視力になります)ことです。また、効果も安定しており、ほとんどの場合で裸眼視力を得ることができます。
眼科に関すること

結膜下出血を知る|症状や原因、治療法

-結膜下出血とは?- 結膜下出血とは、目の表面を覆う透明な膜である結膜の下に血液がたまって、黒目や白目の部分が赤く見える状態をいいます。結膜は非常に薄い組織のため、わずかな出血でも目に見える赤みを引き起こします。出血は通常、点状、線状、塊状など、さまざまな形や大きさで現れます。
眼科に関すること

屈折矯正手術とは?目の屈折異常を矯正するための治療法

屈折矯正手術とは、近視、遠視、乱視などの屈折異常を矯正するための外科的処置です。この手術では、目の屈折力を変えるために角膜の形状を再形成します。一般的な屈折矯正手術の手法には、レーシック、PRK(光屈折角膜切削術)、ICL(眼内レンズ)挿入術などがあります。 これらの手術方法は、レーザーや特殊な器具を使用して角膜を再形成することで、屈折異常を矯正します。近視の場合は角膜の中央を平らにすることで、遠視や乱視の場合は角膜をより球形に近づけることで矯正します。屈折矯正手術は、眼鏡やコンタクトレンズの代わりとなる永久的な視力矯正オプションを提供します。
眼科に関すること

医療略語「アウゲ」の由来と意味

医療略語「アウゲ」の由来と意味 アウゲの意味と由来 「アウゲ」という医療略語は、「Activated Partial Thromboplastin Time」の頭文字をとったものです。日本語では「活性化部分トロンボプラスチン時間」と訳されます。この検査は、血液の凝固能を測定するもので、血液凝固に関与する因子を調べることができます。凝固能が低下している場合は血が出やすくなり、逆に凝固能が高すぎると血栓ができやすくなります。「アウゲ」検査の結果は、出血や血栓症などの疾患の診断や治療に役立てられます。