皮膚に関すること

-褥瘡の原因- 褥瘡は、皮膚と体の硬い部分（骨）の間に長時間にわたって圧力がかかることによって発生します。この圧力は皮膚の血流を遮断し、酸素と栄養がその部分に届かなくなります。結果として、皮膚細胞が死んでしまい、褥瘡が生じます。 褥瘡の原因となる圧力は、さまざまな要因によって発生する可能性があります。 * 長時間の座位または臥床 車椅子やベッドに長時間座ったり寝たりすると、同じ場所に圧力がかかり続けます。 * 筋肉の萎縮や麻痺 筋肉が弱くなったり麻痺したりすると、体の一部を動かすことができず、圧力が部分的に集中します。 * 栄養不良 栄養が不足すると、皮膚が脆弱になり、圧力に対する耐性が低下します。 * 湿気 汗や尿によって皮膚が湿っている場合、皮膚がさらに柔らかく脆弱になり、圧力による損傷を受けやすくなります。

腫瘤（できもの）とは、身体の一部にできる、他とは異なる増殖物の総称です。皮膚の下にできるものから、体の内部にできるものまで、さまざまな種類があります。腫瘤は、良性（がんではない）ものもあれば、悪性（がん）のものもあります。多くは痛みを伴いませんが、中には痛みのあるものもあります。腫瘤は、徐々に大きくなったり、急に大きくなったりと、成長速度も異なります。できものができた場合は、様子をみているのではなく、早急に医療機関を受診することが大切です。

蕁麻疹とは、皮膚に赤く盛り上がった発疹が現れる疾患です。この発疹は形状が不規則な円状で、引っ掻くと皮膚を突き破って液体が染み出すこともあります。蕁麻疹はアレルギー反応が原因で発生することが多く、食べ物や薬、虫刺されなどが引き金となる場合があります。重篤なケースでは、アナフィラキシーと呼ばれる全身的なアレルギー反応を起こす可能性があります。