放射状角膜切開術とは?屈折矯正手術の方法と特徴
医療と看護を知りたい
「放射状角膜切開術」について教えてください。
医療の研究家
「放射状角膜切開術」は角膜屈折矯正手術の一つで、角膜に切開を入れることで形状を変化させ屈折矯正を行うものです。
医療と看護を知りたい
角膜屈折矯正手術とは何ですか?
医療の研究家
角膜屈折矯正手術は、角膜の形状を変化させて屈折異常(近視、遠視、乱視など)を矯正する手術です。
放射状角膜切開術とは。
医療用語の「放射状角膜切開術」とは、角膜屈折矯正手術の一種です。この手術では、角膜に切開を入れることで形を変え、屈折を矯正します。
放射状角膜切開術の概要
放射状角膜切開術とは、角膜の中心から放射状に複数の小さな切開を加える屈折矯正手術のことです。この手術を行うことで、角膜の形状を変化させ、屈折力を調整します。これにより、メガネやコンタクトレンズに頼らずに鮮明な視力を得ることができます。放射状角膜切開術は、近視や乱視の患者に適した治療法とされています。
放射状角膜切開術の原理
放射状角膜切開術の原理は、角膜の形状を変化させることで屈折力を調整する手術です。角膜とは、目の表面を覆う透明な膜で、光の屈折の役割を担っています。この手術では、角膜の中心部から放射状に小さな切込みを入れます。切込みを入れることで角膜の形状が変化し、光の屈折率が変化します。これにより、近視や遠視、乱視などの屈折異常を矯正することができます。
放射状角膜切開術の種類
放射状角膜切開術の種類
放射状角膜切開術には、主に2つの種類があります。1つ目は「アークアイト切開」で、通常、4本の小さな切開線を角膜に放射状に入れます。これにより、角膜の緊張が緩和され、眼の屈折力が減少します。2つ目は「リラクサイト切開」で、周囲の角膜に12本の放射状切開を行い、より大きな角膜緩和効果を得ます。いずれの方法も、屈折矯正の手術として用いられ、近視や乱視を矯正します。
放射状角膜切開術の手順
放射状角膜切開術の手順は、以下のように進められます。まず、麻酔用点眼液を点眼し、角膜の表面に麻酔をかけます。次に、特殊な機器を使用して、角膜に小さな放射状の切開を入れます。切開の深さや角度は、患者さんの近視や遠視の程度に合わせて調整されます。切開を入れることで、角膜の形状が変化し、屈折力が調整されて視力が矯正されます。
放射状角膜切開術の適応と禁忌
-放射状角膜切開術の適応と禁忌-
放射状角膜切開術は、近視や乱視を矯正するために用いられる屈折矯正手術です。適応としては、近視または乱視が中等度から高度で、他の屈折矯正方法(眼鏡やコンタクトレンズ)では十分な視力矯正が得られない場合などが挙げられます。
一方で、禁忌となるのは以下のようなケースです。
* 角膜の形状や厚みが手術に適さない場合
* 角膜に炎症や感染症がある場合
* 緑内障などの眼疾患がある場合
* 妊娠中または授乳中である場合