プリズム眼鏡とは？～斜視や斜位に～
医療と看護を知りたい
『プリズム眼鏡』について教えてください。
医療の研究家
『プリズム眼鏡』は、斜視や斜位の患者に使用される、光を分散させる機能を持つプリズムを使った眼鏡です。
医療と看護を知りたい
なぜ斜視や斜位の治療に用いられるんですか？
医療の研究家
プリズム眼鏡は、眼の位置を調整し、両方の目が同時に同じ物体を見られるようにすることで、斜視や斜位の治療に役立ちます。
プリズム眼鏡とは。
眼科で「プリズム眼鏡」と呼ばれる眼鏡があります。この眼鏡は、光を屈折させるプリズムレンズを用いており、斜視や斜位の治療に用いられます。
プリズム眼鏡とは？
プリズム眼鏡とは、特殊な光学レンズで構成された眼鏡です。 レンズにはプリズムが組み込まれており、光を屈折させて斜視や斜位を矯正します。 斜視とは、両目が異なる方向を向いてしまう状態です。斜位は、一方の目が正しく位置しているにもかかわらず、もう一方の目がわずかにずれている状態です。
プリズム眼鏡の仕組み
プリズム眼鏡は、斜視や斜位と呼ばれる目の機能障害の治療に用いられます。この眼鏡は、プリズムと呼ばれるレンズを内蔵しており、光を屈折させて目の位置を調整します。プリズムは、目の筋肉のバランスを整え、両方の目が正しく目標物に焦点を合わせられるようにします。レンズの屈折力は、個人の視覚状態に応じて調整されます。プリズム眼鏡は、視力低下や二重に見えるといった斜視や斜位の症状の改善に役立つことが期待できます。
プリズム眼鏡の使い方
プリズム眼鏡の使い方は、個々の患者さんの状態に合わせてカスタマイズされます。最適なプリズム度数と位置は、眼科医または視能訓練士が徹底的な検査を行った後に決定されます。検査では、患者の目の位置、斜視または斜位の程度、その他の視覚的な問題が評価されます。
プリズム眼鏡を装着すると、患者さんの視線が矯正され、視線のずれが軽減されます。プリズムは、光を屈折させる働きがあり、目の位置を調整して視線を正しい方向に向けるのに役立ちます。たとえば、外斜視の場合、プリズム眼鏡は目を内側に動かすように光を屈折させ、視線を中央に向けます。
プリズム眼鏡の注意点
プリズム眼鏡は、斜視や斜位の治療に使用される矯正器具です。ただし、以下のような注意事項があります。
プリズム眼鏡は、処方された度数で使用することが重要です。適正な度数のプリズム眼鏡を使用しないと、見る際の違和感や頭痛を引き起こす可能性があります。また、プリズム眼鏡の形状やレンズの厚みに慣れるまで、しばらく時間がかかる場合があります。使用初期は目の疲れを感じることもありますが、徐々に慣れてきます。さらに、プリズム眼鏡は、 visión binocular（両眼視）を改善することを目的としており、単眼鏡視（片眼視）をしている人には適していません。プリズム眼鏡を使用するかどうかは、医師と相談して適切に判断することが大切です。
プリズム眼鏡の種類
プリズム眼鏡の種類には、さまざまなタイプがあります。代表的なものには、プリズムメガネ、フレネルプリズム、アイパッチなどがあります。プリズムメガネは、眼鏡のレンズにプリズムを組み込んだもので、斜視や内斜視などの治療に使用されます。フレネルプリズムは、薄いフィルム状のプリズムで、眼鏡の外側に貼り付けて使用します。アイパッチは、片方の目を覆って視力を低下させ、もう片方の目を強化するものです。