看護の基礎知識 – 血圧について
医療と看護を知りたい
『血圧』という言葉の意味を教えてください。
医療の研究家
血圧とは、血液が血管内を流れるときに血管壁にかかる圧力のことを言います。臨床現場では、動脈血圧を指します。
医療と看護を知りたい
動脈血圧と静脈圧の違いは何ですか?
医療の研究家
動脈血圧は動脈内の圧力、静脈圧は静脈内の圧力で、一般的に動脈血圧の方が静脈圧より高くなっています。
血圧とは。
「血圧」とは、血液が血管を流れるときにかかる、血管壁への圧力のことです。病院では通常、動脈血圧を「血圧」と呼び、静脈内の圧力は「静脈圧」と分けています。血圧は、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)と、血管の抵抗力(末梢血管抵抗)をもとに計算することができます。
血圧とは
-血圧とは-
血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す際に血管壁にかかる圧力のことです。血圧は、収縮期血圧(心臓が収縮したときの最高血圧)と拡張期血圧(心臓が拡張したときの最低血圧)によって表されます。血圧は、動脈の弾力性、心臓の収縮力、血管を流れる血液量などによって決まります。正常な血圧は、収縮期血圧が120mmHg以下、拡張期血圧が80mmHg以下とされています。
臨床現場における血圧
臨床現場における血圧
医療現場において、患者の血圧を測定することは、健康状態を評価するための重要な指標となります。高血圧は心臓疾患や脳卒中のリスクを高めるため、正確な血圧測定は適切な診断と治療計画に不可欠です。看護師は、患者に正確な血圧測定を提供するために、適切な技術と知識を身につける必要があります。血圧測定には、機器の校正、正しい患者の姿勢の確保、カフの適切なサイズ選択など、考慮すべき多くの要因があります。また、測定値を正確に記録し、推移を把握することも重要です。これらの知識と技術を適切に習得することで、看護師は患者に質の高いケアを提供し、健康関連のリスクを最小限に抑えることができます。
血圧の測定方法
看護の基礎知識を学んでいく上で、血圧の測定は必須です。血圧の測定方法を正しくマスターすることで、患者様の状態を正確に把握することができます。
血圧の測定には、手動測定と自動測定の2種類があります。手動測定は、聴診器と血圧計を使用して血圧を測定する従来の方法です。自動測定は、装置が自動的に血圧を測定するもので、より簡便に測定できます。
血圧の異常
血圧の異常は、血圧が基準値から大きく逸脱した状態を指します。血圧が極端に高くなる高血圧は、心臓病、脳卒中、腎臓病などの重篤な健康問題のリスクを高めます。一方、血圧が極端に低くなる低血圧は、めまい、失神、臓器の損傷などの症状を引き起こす可能性があります。
血圧異常は、加齢、肥満、喫煙、不健康な食事、運動不足などの要因によって引き起こされます。また、基礎疾患(例腎臓病、甲状腺機能低下症)や薬物(例利尿剤、血圧降下薬)も血圧異常の一因となる場合があります。
血圧管理の重要性
血圧管理の重要性
血圧の管理は、心血管疾患のリスクを軽減するために不可欠です。高血圧(血圧が高い状態)は、心臓発作、脳卒中、腎臓病などの重大な健康問題につながる可能性があります。反対に、低血圧(血圧が低い状態)は、めまい、失神、臓器損傷などの症状を引き起こす可能性があります。適切な血圧管理により、これらの健康上の合併症のリスクを減らすことができます。