循環器用語『V5』を徹底解説!

循環器用語『V5』を徹底解説!

医療と看護を知りたい

V5(ぶいご)の意味を教えてください。

医療の研究家

これは12誘導心電図において、左前腋窩線上とV4と同じ水平線の交点で心臓の電気活動を捉える胸部誘導の1つです。

医療と看護を知りたい

つまり、心臓の左側の電気活動を捉えるということですか?

医療の研究家

はい、その通りです。V5は左前腋窩線上を基準にしているので、心臓の左側の電気活動を捉えています。

V5とは。

医療で用いられる心臓関連の用語に「V5」があります。V5とは、心電図で黒い電極を使用して、4番目の胸部誘導(V4)と同じ高さの横線と左の前脇の下(左前腋窩線)との交点から心臓の電気活動をとらえるものです。

V5とは?

V5とは?

-V5とは?-

V5とは、循環器医学における指標の一つで、血管の年齢を表します。血管の硬さを評価するもので、血管が若ければV5は小さく、逆に血管が硬くなるとV5は大きくなります。通常、V5は2.0以下が理想とされていますが、年齢を重ねたり、生活習慣が乱れるとV5は上昇します。高血圧や脂質異常症、喫煙などのリスクファクターがあると、V5はさらに上昇しやすくなります。

12誘導心電図におけるV5の位置

12誘導心電図におけるV5の位置

12誘導心電図では、体の側面から心臓を観察する5番目の誘導である「V5」がよく用いられます。V5は、左鎖骨中線上(左の鎖骨の中央にある線)における、第5肋間で記録されます。具体的には、第5肋間に沿って、前腋窩線(脇の下から胸の正面にかけて走る線)と中腋窩線(脇の下の中央にある線)の中間点にV5電極を装着します。この位置は、左心室の前壁と側壁の電気活動を捉えるのに適しています。

V5が捉える心臓の電気活動

V5が捉える心臓の電気活動

V5とは、心臓の電気活動を表す12誘導心電図の1つです。Vはベクトル、5は5番目の胸部誘導を指します。V5誘導は、心臓の左心室中隔の電気活動を主に捉えます。

心電図では、心臓の電気活動が描かれます。心臓が収縮すると、興奮が心房から心室へと伝わり、心臓の筋肉が収縮します。この興奮の伝わり方を電気信号として捉えたものが心電図です。

V5の臨床的意義

V5の臨床的意義

循環器系疾患の評価において、「V5」という用語がたびたび用いられます。このV5とは、心電図上で見られる特定の波形であり、心臓の電気的な挙動を反映しています。

V5の臨床的意義は大きく、心臓の健康状態を評価する上で重要な情報源となります。V5の異常パターンは、不整脈、心筋虚血、心不全などの心臓病の兆候を示す可能性があります。例えば、V5波形の幅が狭い場合、心筋の肥大を示唆しており、V5波形の振幅が低い場合は、心筋の虚血や心筋症の可能性があります。

したがって、V5は循環器系疾患のスクリーニングや診断において重要な指標となり得ます。医療従事者は、心電図上のV5波形を注意深く観察することで、潜在的な心臓病を早期に発見し、適切な治療介入を行うことができます。

V5と他の胸部誘導との違い

V5と他の胸部誘導との違い

V5誘導は、胸部誘導の一種で、左の前腋窩線(腋の下のすぐ上)の第5肋間で記録されます。他の胸部誘導とは異なり、V5誘導は左心室の後壁の変化に敏感です。これは、V5誘導が左心室の後壁に近い位置に配置されているため、心室中隔の異常や左心肥大などの左心室後壁の異常を検出するのに適しています。他の胸部誘導は、V5誘導よりも左心室の前壁や側壁の変化に敏感であることが多く、V5誘導と組み合わせて使用することで、左心室全体の状態をより包括的に評価できます。

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