塞栓子とは？血管を詰まらせる原因物質
医療と看護を知りたい
先生、『塞栓子』ってどういう意味ですか？
医療の研究家
『塞栓子』は、血管を閉塞させてしまう物質のことだよ。
医療と看護を知りたい
塞栓子にはどんなものがありますか？
医療の研究家
血栓、腫瘍、脂肪、空気など、さまざまなものがあるよ。塞栓子によって血流が遮断されると『塞栓症』という状態になるんだ。
塞栓子とは。
医療用語で「塞栓子」とは、血管を詰まらせてしまう物質のことです。血栓、腫瘍、脂肪、空気など、さまざまなものが塞栓子となります。塞栓子が血管を詰まらせると、血流が滞ってしまう状態を「塞栓症」といいます。
塞栓子とは？
塞栓子とは、血管の流れを阻害する物質や粒子のことです。血栓、空気の泡、脂肪滴、細菌の塊など、さまざまな物質が塞栓子になる可能性があります。塞栓子が血管を詰まらせると、脳卒中や肺塞栓症、心筋梗塞などの重大な健康問題を引き起こす可能性があります。
塞栓子の種類
塞栓子は、血管を詰まらせて血流を遮断する塊です。その原因はさまざまですが、最も一般的なのは、血栓、脂肪、空気、腫瘍などです。
血栓は血管壁に形成された血の塊で、動脈硬化や不整脈などの病気が原因で生じます。脂肪塞栓は、骨折などの大きな外傷によって脂肪が血管内に放出された場合に起こります。空気塞栓は、空気またはガスが静脈に混入した場合に生じます。腫瘍塞栓は、悪性の腫瘍が血管内に侵入し、塞栓を形成した場合に起こります。
塞栓症とは？
塞栓症とは、塞栓子が血管を詰まらせることで引き起こされる状態です。塞栓子は、血栓、空気塞栓子、脂肪塞栓子、腫瘍細胞塞栓子など、さまざまな物質で構成されています。塞栓子が血管を詰まると、その領域に血液が届かなくなり、組織の損傷や壊死を引き起こす可能性があります。塞栓症は、脳、心臓、肺、その他の臓器で発生することがあります。
塞栓症の症状
-塞栓症の症状-
塞栓子が血管を詰まらせると、血流が遮断され、組織に酸素や栄養が行き渡らなくなります。これにより、さまざまな症状を引き起こします。
症状は塞栓子の種類、場所、大きさによって異なります。一般的な症状には以下が含まれます。
* 疼痛 詰まった血管の周辺で強い痛みを引き起こすことがあります。
* 腫脹 血流が遮断されると、組織が腫れてむくみます。
* 皮膚の変化 皮膚が蒼白、赤、または青紫になることがあります。
* 麻痺 脳や脊髄への血流が遮断されると、麻痺を引き起こすことがあります。
* 意識障害 脳への血流が遮断されると、意識を失ったり、混乱したりすることがあります。
塞栓症の治療法
塞栓症の治療法の目的は、塞栓子を溶かすこと、あるいは除去することによって血流を回復させることです。治療法の選択肢は、塞栓の種類、重症度、塞栓ができた部位によって異なります。
* 薬物療法 血液凝固を阻害する抗凝固薬や血栓溶解薬は、血栓を溶解したり、新たな血栓の形成を防ぐために使用できます。
* 血管内治療 カテーテルを使用して塞栓子を取り除くことができます。この方法は、血栓を溶かす薬物や、塞栓子をキャッチするデバイスを注入するのにも使用できます。
* 外科的治療 重度の塞栓症の場合、外科手術で塞栓子を直接取り除く必要が生じることがあります。ただし、外科的治療はリスクが高く、最終手段とされています。