傍皮質ってなに?医療の検査・診断で使う用語解説
医療と看護を知りたい
「傍皮質」という言葉について教えてください。
医療の研究家
傍皮質は、T細胞が集まる二次リンパ組織の領域です。
医療と看護を知りたい
二次リンパ組織とは何ですか?
医療の研究家
二次リンパ組織は、免疫細胞が作られたり働いたりする場所です。傍皮質は、免疫細胞である樹状細胞も含まれます。
傍皮質とは。
医療の検査や診断に関連する用語で「傍皮質」というものがあります。傍皮質とは、二次リンパ組織の中でT細胞(Tリンパ球)が多数集まる領域のことで、T細胞領域とも呼ばれます。傍皮質には、T細胞に抗原情報を提示する樹状細胞という免疫細胞も含まれています。
傍皮質とは?
傍皮質とは、脳の側頭葉の腹側後方の深い位置にある脳の小さな部分です。記憶の形成や感情処理、意思決定に重要な役割を果たしています。傍皮質は、側頭葉内側皮質とも呼ばれ、側頭葉の他の部分と密接に連携して働いています。
T細胞領域とも呼ばれる
T細胞領域とも呼ばれる傍皮質は、免疫系において重要な役割を果たしています。T細胞は、体内の感染や病原体と戦う免疫細胞の一種です。傍皮質は、T細胞が成熟し、抗原に対する反応性を獲得する場所として機能します。
樹状細胞も含まれる
傍皮質には、免疫を担当する樹状細胞も含まれています。樹状細胞は、病原体や異物を感知し、免疫反応を活性化させる役割を担っています。傍皮質に樹状細胞が存在することで、免疫細胞が効率的に病原体や異常細胞を認識し、排除できるようになっています。
抗原情報を提示している
抗原情報を提示している傍皮質は、抗原提示細胞を活性化し、B細胞とT細胞の免疫応答を誘導する重要な役割を果たしています。抗原提示細胞は、病原体や異物の抗原を細胞表面に提示します。傍皮質の樹状細胞が抗原を取り込み、処理して抗原提示細胞へと分化します。抗原提示細胞が抗原を提示すると、B細胞が抗体産生を開始し、T細胞は細胞傷害性獲得やサイトカイン産生を行います。この過程により、免疫系が特定の病原体や異物に対抗して効率的に応答することが可能になります。
免疫反応に関わる
免疫反応に関わる
傍皮質は、免疫反応において重要な役割を果たします。Tリンパ球と呼ばれる免疫細胞の一種が、抗原と呼ばれる異物と出会うと、傍皮質で活性化されます。この活性化されたTリンパ球は、免疫応答を調整し、病原体やがん細胞を攻撃します。さらに、傍皮質は、Bリンパ球と呼ばれる別の免疫細胞が抗体を産生するのを助けます。抗体は、特定の病原体を無力化するタンパク質の一種です。