医療用語『PO』について

医療と看護を知りたい
先生、『PO』の略語は何ですか?

医療の研究家
『PO』は『postoperative』の略で、手術後を意味しますよ。

医療と看護を知りたい
カルテ記入のときに使われる他の略語も教えてください。

医療の研究家
『p/o』は経口投与、『do』は同じ、『s/o』は~の疑いを意味しますよ。
POとは。
医療用語に「PO」があります。POとは「Postoperative」の略で、手術後の状態を表します。カルテなどに記載するときに使用されます。
カルテ記載に使用される他の略語としては、p/o(経口投与)、do(同日)、s/o(~の疑い)などがあります。
POの意味

-POの意味-
医療用語の「PO」は、「経口」を意味するラテン語「per os」の略称です。これは、薬物や栄養素を口から摂取することを指します。他の摂取方法として、経鼻(鼻から)、経皮(皮膚から)、経静脈(静脈から)などが挙げられます。
POが使用される理由は、患者が口から安全かつ確実に薬物を摂取できることを確認するためです。また、胃腸管を介して薬物が吸収されるようにし、全身に効果的に分布させます。
カルテ記入でのPOの使用方法

-カルテ記入でのPOの使用方法-
カルテに記入する際には、PO (Per os) を使用して経口投与を意味します。これはラテン語で「口から」という意味を持ち、薬剤や栄養剤を口から摂取することを示します。例えば、「PO 125mg 錠剤 1日2回」と記載すれば、その薬剤を125mgの錠剤で、1日に2回、口から服用するという意味になります。
POをカルテに記入する際は、以下の点を注意しましょう。
* -POの後にスペースを入れること- POの後には必ずスペースを入れてください。これにより、POが薬剤名や投与量と混同されるのを防ぎます。
* -投与量を明確に記載すること- 投与量は数値と単位で明確に記載します。例えば、「125mg」や「5ml」などです。
* -投与方法を正確に記載すること- PO以外にも、注射や軟膏など、他の投与方法もあります。投与方法を正確に記載することで、誤投与を防ぎます。
カルテ記入でよく使われる他の略語

カルテ作成時に使用される略語医療用語「PO」以外にも、カルテ記載ではさまざまな略語が用いられます。例えば、「PMH」は過去の病歴、「ROS」は診察時の症状、「PE」は身体診察所見、「Tx」は治療計画を示します。また、「DX」は診断、「meds」は処方薬、「 labs」は検査結果といった略語もよく使われます。これらの略語を使用することで、カルテをコンパクトかつ分かりやすくまとめることができます。
POに関する注意点

-POに関する注意点-
医療用語「PO」は、「経口」を意味する英語「per os」の略語です。しかし、POを使用する際には注意が必要です。誤用により、意図しない投与経路や有害な影響が生じる可能性があるためです。
POは経口投与のみを指します。そのため、例えば「非経口摂取」を意味する「NPO」とは混同しないことが重要です。また、「鼻腔経由」や「気管内経由」などの経口以外の投与方法と混同しないことも留意してください。
さらに、POの指示には投与量、頻度、投与時間などの詳細が含まれていることを確認してください。誤った投与量や頻度で投与すると、患者の安全を脅かす可能性があります。不明な点があれば、医療者または薬剤師に確認することが不可欠です。
医療用語を正しく理解することの重要性

医療の現場では、専門的な言葉や用語が多く使用されています。これらの医療用語を正しく理解することは、正確な意思疎通や適切な治療を受けるために不可欠です。誤解や混乱を防ぎ、患者と医療従事者間のコミュニケーションを円滑にするため、医療用語の正確な理解が求められます。
