あせもとは?原因と対処法を解説

あせもとは?原因と対処法を解説

医療と看護を知りたい

『あせも』とは何ですか?

医療の研究家

『あせも』は、エクリン汗腺が閉塞して汗がうっ滞することで発生する皮膚の炎症です。

医療と看護を知りたい

エクリン汗腺って何ですか?

医療の研究家

エクリン汗腺は、全身に分布する汗腺で、体温調整のために汗を出します。閉塞すると汗がうまく排出できず、『あせも』となります。

あせもとは。

あせもという小児科用語は、汗腺が詰まって汗がたまってできる湿疹のことです。医学的には「汗疹」とも呼ばれます。

あせも(sudamen)とは

あせも(sudamen)とは

あせも(sudamen)とは、汗腺が詰まることで皮膚の表面にできる小さな水疱のような発疹のことです。汗腺は、体温を調節するために汗を分泌する皮膚の腺です。しかし、汗腺が詰まると汗が上手く排出できなくなり、皮膚の中に溜まって水疱を形成します。あせもは一般的に、暑い季節や湿度の高い環境で発生しやすく、赤みや痒み、不快感などを伴うことがあります。

あせも(汗疹)の原因

あせも(汗疹)の原因

あせも(汗疹)とは、汗が肌にたまり、蒸発できずに皮膚に炎症を起こすことで生じる皮膚疾患です。汗が過剰に出ることで、汗腺の出口が詰まり、汗が排出されにくくなります。すると、汗が皮膚の中で漏れ出し、炎症を引き起こすのです。一般的に、あせもは高温多湿な環境や、運動や発熱などで大量に汗をかいたときに発生します。特に、乳幼児や肥満体質の人、汗をかきやすい人などがなりやすいといわれています。

あせもの症状

あせもの症状

-あせもの症状-

あせもは通常、小さな発疹や赤い突起として現れます。これらの発疹は、汗腺が詰まって汗が皮膚の下にたまり、炎症を起こしたものです。発疹は通常、かゆみや不快感を伴います。

あせもは、体の折り目や摩擦が発生しやすい部位によく発生します。首の後ろ、ワキの下、股のあたりなどが好発部位です。また、湿度の高い環境や、大量の発汗を伴う運動や活動をしている際にも、あせもが発生しやすくなります。

あせもの予防と対策

あせもの予防と対策

-あせもの予防と対策-

あせもは、汗をかいて蒸れた肌に細菌が繁殖して炎症が起こり、かゆみやかぶれなどの症状が現れます。そのため、予防には汗をかかないようにすることが重要です。涼しい服装を心がけ、エアコンや扇風機を活用して室内の温度と湿度を下げましょう。また、汗をかいたらすぐに拭き取って、肌を清潔に保ちましょう。

さらに、肌を刺激しない素材の衣類を選ぶことも大切です。綿や麻など天然素材の通気性の良い衣類がおすすめです。また、ゆったりとしたサイズのものを選び、肌に密着しないようにしましょう。

あせもが悪化した場合の対処法

あせもが悪化した場合の対処法

あせもが悪化した場合の対処法

軽度のあせもであれば自宅でケアできますが、重症化すると肌の炎症が拡大したり、細菌感染を引き起こしたりする可能性があります。そのため、あせもの症状が悪化した場合は、適切な処置が必要です。以下に、重度のあせもの対処法を紹介します。

* -皮膚科を受診する-重度のあせもは、適切な治療を受けないと悪化することがあります。皮膚科を受診し、医師の診察を受けましょう。医師は、あせもの状態を評価し、適切な治療法を提案してくれます。
* -冷湿布-冷たい湿布をあせもに当てると、炎症を抑え、かゆみを緩和する効果があります。清潔なガーゼに冷たい水を浸し、あせもに当てましょう。
* -抗菌薬や抗炎症薬の服用-細菌感染や炎症がひどい場合は、医師が抗菌薬や抗炎症薬を処方する可能性があります。これらの薬は、あせもの症状を改善し、悪化を防ぐのに役立ちます。
* -ステロイド軟膏の塗布-重度のあせもでは、炎症を軽減するためにステロイド軟膏が処方される場合があります。ステロイド軟膏は、医師の指示に従って適切に使用しましょう。

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