低酸素血症

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呼吸器に関すること

PAO2って何?肺胞気酸素分圧がカギ

肺胞気酸素分圧(PAO2)とは、肺胞内にある空気の酸素の分圧のことです。肺胞気(肺胞内の空気)には酸素、二酸化炭素、その他のガスが含まれており、それぞれ分圧を持っています。PAO2は、肺胞気中の酸素の分圧であり、体内の酸素化の指標とされています。 PAO2の計算式は次のとおりです。 PAO2 = (気道圧 - 水蒸気圧) × FiO2 ここで、 * 気道圧肺胞内の総圧力(気圧 + 胸腔内圧) * 水蒸気圧肺胞気中の水蒸気が及ぼす圧力(通常37℃で47mmHg) * FiO2吸気中の酸素濃度(通常21%) PAO2を計算することで、肺胞内の酸素の分圧を推定できます。この値は、体内の酸素化状態を評価したり、肺疾患の重症度を判断したりするために使用されます。
呼吸器に関すること

CO2ナルコーシスとは?症状や治療法を解説

CO2ナルコーシスとは?症状や治療法を解説の定義 CO2ナルコーシスとは、血液中に二酸化炭素(CO2)が過剰に蓄積することで起こる一種の中毒状態です。通常、CO2は肺から排出されますが、何らかの原因で排出が妨げられると、血液中にCO2が蓄積し、神経系に影響を及ぼします。この状態は、潜水や閉鎖空間での作業中に発生する可能性があります。
循環器に関すること

チアノーゼとは?原因と症状を知って対応しよう

チアノーゼとは、血液中に酸素が不足することで皮膚や粘膜が青紫または紫色に変色する状態です。通常は、肺や心臓に何らかの問題があり、血液中に十分な酸素を運ぶことができない場合に起こります。チアノーゼは、主に手、足、唇、耳たぶ、粘膜などの末梢組織で観察され、低酸素血症の兆候となります。
呼吸器に関すること

医療の呼吸器用語『PAO2』を解説

PAO2の定義(計算式) PAO2(動脈分圧酸素分圧)とは、血液中の酸素分圧のことです。肺胞気酸素分圧(PAO2)は、理想的な肺胞気と平衡している動脈血の酸素分圧です。その計算式は次のとおりです。 PAO2 =(気道平均気圧 - 水蒸気圧)× FiO2 - PaCO2/RQ ここで、 * 気道平均気圧大気圧と肺胞内圧の平均値 * 水蒸気圧肺胞内の水蒸気による圧力 * FiO2吸気ガス中の酸素濃度 * PaCO2動脈血中の二酸化炭素分圧 * RQ呼吸商(二酸化炭素産生量/酸素消費量)
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