呼吸機能検査

呼吸器に関すること

努力性呼気曲線とは?

-努力性呼気曲線の特徴- 努力性呼気曲線は、安静時息切れや呼吸困難感のある患者さんの呼吸状態を客観的に評価するために用いられる検査です。健康な人では、呼気流量が時間の経過とともに段階的に低下します。しかし、呼吸器疾患のある患者さんでは、呼気流量の低下パターンに特徴的な変化が現れます。 努力性呼気曲線の特徴として挙げられるのは、主に以下の3つです。 * -急速相の消失- 健康な人では、呼気流量は呼気開始時に高い流量で始まり、その後徐々に減少します。しかし、気道閉塞などの呼吸器疾患があると、急速相が消失し、呼気流量が緩やかに低下するようになります。 * -呼気流量の制限- 呼吸器疾患のある患者さんでは、努力性呼気曲線に呼気流量の制限が見られます。これは、気道が狭くなることで呼気流量が低下するためです。 * -呼気時間延長- 呼吸器疾患により気道抵抗が増加すると、呼気が遅くなり、呼気時間が延長します。
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肺気量分画とは?呼吸器用語の解説

肺気量分画とは、肺の容積を測定して、その容積がどのように分布しているかを明らかにする検査です。肺の容積は静止時の状態と、最大限吸気・呼気を行った状態の2つが測定されます。そして、各時点での肺の容積とその容量の割合を求めます。それによって、肺内の空気の分布が正常かどうか、また、呼吸器疾患があるかどうかを判断することができます。