救急

呼吸器に関すること

アンビューバッグとは:用途と使用方法

アンビューバッグの概要 アンビューバッグは、呼吸困難者の換気を行うために使用する手動式の人工呼吸器です。本体は柔軟なシリコンまたはラバー製で、片側にはマスク、もう片側には酸素供給チューブが取り付けられています。バッグを圧迫することで、酸素を患者の肺に押し込みます。このデバイスは、救急救命士や医療従事者によって、無呼吸や呼吸が弱まっている患者の救急処置に使用されます。また、人工呼吸器の代替手段として、または一部の医療処置中の換気補助にも使用されます。
消化器に関すること

肝機能障害とは?原因と症状から治療法まで徹底解説

肝機能障害の原因は多岐にわたりますが、主な原因を以下に示します。 * -ウイルス感染- ウイルス性肝炎(A型、B型、C型など)は、肝機能障害の最も一般的な原因です。 * -アルコールの過剰摂取- 長期間にわたる大量のアルコール摂取は、脂肪肝や肝炎などの肝臓の損傷につながる可能性があります。 * -薬物- アセトアミノフェンや抗生物質など、一部の薬物は肝臓に毒性があり、肝機能障害を引き起こすことがあります。 * -自己免疫疾患- 自己免疫性肝炎などの自己免疫疾患では、免疫系が肝臓細胞を誤って攻撃し、肝機能障害につながることがあります。 * -遺伝性疾患- ヘモクロマトーシスやウィルソン病などの遺伝性疾患は、肝臓に鉄や銅が蓄積し、肝機能障害を引き起こす可能性があります。 * -その他- 胆管閉塞、肝臓腫瘍、心不全などのさまざまな状態が、肝機能障害を引き起こす可能性があります。
その他

救急隊員用語『アンビ』の秘密

救急隊員の間で使用される「アンビ」という用語は、一般的には聞き慣れないかもしれません。しかし、救急医療の世界では、この用語が広く用いられています。「アンビ」とは、救急搬送時に使用する車両のことです。正式名称は「救急自動車」ですが、略して「アンビュランス」と呼ばれ、その頭文字を取って「アンビ」と表現されます。
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ハイケアユニットとは?医療の救急・ICU用語を解説

ハイケアユニットとは、一般病棟よりも手厚い看護体制が整った病棟です。重篤な疾患や手術後、常時監視や集中治療を必要とする患者さんが入院しています。医師、看護師、薬剤師が24時間体制で対応しており、患者の状態をモニターし、必要に応じて迅速に対応しています。また、呼吸器や人工透析など、高度な医療機器を備えているのも特徴です。
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初療室:救急現場における救命の最前線

-初療室の役割- 初療室は、救急現場における救命の最前線です。ここは、救急隊によって搬送された患者を最初に受け入れる場であり、一刻を争う救命処置が施されます。初療室のスタッフは、医師、看護師、救急救命士など、救命処置に精通した医療従事者で構成されています。 初療室の主な役割は、患者の命を救うために迅速かつ的確な処置を講じることです。そのため、初療室には心肺蘇生、ショック管理、傷の処置、薬物投与など、さまざまな医療機器や処置室が完備されています。また、初療室は、病院などの高度な医療機関への搬送を判断する重要な役割も担っています。重症患者に対しては、初療室で適切な処置を施し、時間のロスを防ぎながら迅速に搬送することが求められます。
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バイスタンダーとは?救急・ICU用語解説

「バイスタンダーの役割と重要性」において、バイスタンダーとは、救急現場において専門の救急隊の到着前に、事故や急病の被害者を助けるために駆け付けた一般人のことです。バイスタンダーの役割は、救命措置の実施、周囲の安全確保、救急隊への情報の提供など、多岐にわたります。 バイスタンダーが介入することで、救命率や予後の改善が期待できます。特に、心臓突然死の場合、初期の救命措置が生死を分ける重要な要素となります。バイスタンダーが迅速かつ適切な処置を行うことで、被害者の生存の可能性が高まり、後遺症の軽減にもつながります。 さらに、バイスタンダーは、周囲の安全確保や救急隊への情報の提供を通じても重要な役割を果たします。例えば、事故現場の交通整理を行い二次被害を防いだり、被害者の既往歴や症状などの情報を救急隊に伝えることで、迅速かつ適切な治療につながります。