粉瘤とは?原因や症状、治療法を解説
粉瘤とは、皮膚の中にできる良性腫瘍の一種で、袋状の構造を持ち、中にケラチンというタンパク質が詰まっています。このタンパク質は、通常、皮膚の表面から剥がれ落ちていきますが、粉瘤ではそれが袋の中に溜まってしまいます。粉瘤は、大小さまざまですが、通常は数ミリメートルから数センチメートルで、皮膚の表面に小さな隆起として現れます。粉瘤は、表皮や毛包と呼ばれる皮膚の構造の異常によって発生します。これらの構造が正常に機能しないと、角質細胞が適切に剥がれ落ちず、袋の中に蓄積されて粉瘤を形成します。粉瘤は、顔、首、背中、臀部など、皮膚のあらゆる部位にできますが、顔面や体幹に多くみられます。