検査に関すること 医療の血液・造血に関する用語『CRP』 -CRPとは- CRP(C反応性タンパク質)は、肝臓が生成するタンパク質で、体内の炎症の程度を示す重要な指標です。通常、CRP値は低く保たれていますが、細菌やウイルス感染、組織の損傷などが起こると急激に上昇します。そのため、CRP値は、感染症や炎症性疾患の診断と経過観察に広く用いられています。また、CRP値は、心血管疾患のリスク評価にも活用されています。 2024.04.17 検査に関すること
免疫に関すること 医療用語『CD20』とは?B細胞マーカーの役割 「CD20とは?」 CD20は、B細胞表面に存在する細胞表面タンパク質です。B細胞は、免疫系における抗体産生に関わる白血球の一種で、病原菌や異物に対する抗体の産生を担っています。CD20は、B細胞の活性化や増殖を制御する重要な役割を果たしており、B細胞の認識や標的化において重要なマーカーとして認識されています。CD20は、通常は正常B細胞にのみ発現しますが、一部のB細胞性悪性腫瘍である非ホジキンリンパ腫や慢性リンパ性白血病などの場合にも高いレベルで発現しています。 2024.04.17 免疫に関すること
薬に関すること CROとは|製薬会社から受託する臨床試験機関 臨床試験受託機関(CRO)とは、製薬会社から委託を受けて臨床試験を実施する企業のことです。CROは、患者の募集、試験実施のための施設の確保、データ収集・解析、報告書の作成など、臨床試験の運営にかかわるさまざまな業務を行います。 CROの役割は、製薬会社の試験計画を効率的に実行することです。CROは、専門的な知識と経験を持ち、試験の質と正確性を確保するための標準的な手順に従っています。また、CROは、規制当局との対応や倫理委員会の承認取得など、臨床試験を実施するための法規制上の要件を満たす支援も行います。 2024.04.17 薬に関すること
呼吸器に関すること COPDとは?慢性閉塞性肺疾患の症状と原因 慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは、空気の通り道である気管支や肺胞が狭くなり、空気の出入りが妨げられる慢性的な肺の病気です。この病気の主な特徴は、息切れ、咳、痰などの呼吸困難です。COPD は進行性の病気で、時間の経過とともに悪化し、最終的には日常生活を困難にする可能性があります。 2024.04.19 呼吸器に関すること
薬に関すること CRAとは?治験をモニタリングする専門職 CRA(臨床開発モニター)は、治験をモニタリングする専門職です。治験とは、新しい医薬品や医療機器の安全性和有効性を検証する臨床試験のこと。CRAは、治験実施施設を訪れ、治験計画や手続きが適切に実施されているかどうか、また被験者の安全性とデータの正確性を確保するための監査を行います。さらに、治験に関する記録やドキュメントをレビューし、問題があれば調査や是正措置を講じる責任を負います。CRAの役割は、治験の品質と整合性を確保し、被験者の安全と権利を守ることです。 2024.04.17 薬に関すること
呼吸器に関すること CO2ナルコーシスとは?症状や治療法を解説 CO2ナルコーシスとは?症状や治療法を解説の定義 CO2ナルコーシスとは、血液中に二酸化炭素(CO2)が過剰に蓄積することで起こる一種の中毒状態です。通常、CO2は肺から排出されますが、何らかの原因で排出が妨げられると、血液中にCO2が蓄積し、神経系に影響を及ぼします。この状態は、潜水や閉鎖空間での作業中に発生する可能性があります。 2024.04.19 呼吸器に関すること
免疫に関すること 医療用語「CD」の意味と意義 -CD(クラスターオブディファレンティエーション)とは- 医療用語「CD」は「クラスターオブディファレンティエーション」を略したものです。これは、細胞表面に存在する特定の抗原(タンパク質)を識別するために使用される分類システムです。細胞表面の抗原は、細胞の機能や特性を決定します。CDマーカーは、細胞の種類、成熟度、活性状態を区別するために使用されます。例えば、白血球の表面には、特定のCDマーカーが発現しており、それによって細胞の種類を識別できます。 CDシステムにより、科学者や医師は免疫細胞、癌細胞、幹細胞などのさまざまな細胞集団を研究し、区別することができます。また、病気の診断、治療、監視において重要な役割を果たしています。特定のCDマーカーが発現しているか否かを調べることで、疾患の進行状況や予後を評価したり、治療法を決定したりすることができます。 2024.04.17 免疫に関すること
感染症に関すること C型肝炎→ 原因、症状、治療について理解する C型肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)によって引き起こされる肝臓の炎症です。このウイルスは主に血液を介して感染し、肝細胞に侵入して増殖します。通常、C型肝炎は急性と慢性の2つの段階があります。急性C型肝炎は、ウイルスへの最初の感染後に発生し、軽度の症状または無症状の場合があります。しかし、場合によっては黄疸、倦怠感、食欲不振など、より重篤な症状が現れます。一方、慢性C型肝炎は、ウイルスが持続的に肝臓に存在し、肝硬変や肝臓がんのリスクを高める可能性があります。 2024.04.18 感染症に関すること
アレルギーに関すること 抗原提示細胞の免疫チェックポイント分子『CD80/CD86』 免疫チェックポイント分子『CD80/CD86』とは、T細胞の活性化を制御するタンパク質です。これらの分子は、抗原提示細胞の表面に発現し、T細胞上の受容体タンパク質であるCD28と結合します。この結合は、T細胞の活性化と増殖を促進し、感染や癌の排除に役立ちます。 2024.04.17 アレルギーに関すること
免疫に関すること CD3とは?:アレルギー・膠原病の理解に不可欠な用語 「CD3とは何か」 CD3は、T細胞の表面に存在する細胞膜タンパク質複合体です。T細胞は、免疫系の重要な構成要素であり、病原体の侵入に対する防御反応に関わっています。CD3は、抗原受容体複合体の一部であり、T細胞が抗原を認識して活性化する際に不可欠な役割を果たします。CD3自体は抗原認識に関与しませんが、抗原受容体と細胞内信号伝達経路との橋渡しとして機能します。 2024.04.17 免疫に関すること