神経に関すること MLF症候群:特殊な眼球運動障害 MLF症候群とは、外転神経麻痺と下垂内転麻痺が同時に起こる特殊な眼球運動障害です。この症候群は、脳幹にある神経核(MLF中脳縦走束)の損傷によって引き起こされます。MLFは、水平方向の眼球運動に関与しており、その損傷により外側に向ける(外転)運動と下方に向ける(下垂)運動が障害されます。また、内側に向ける(内転)運動も障害されるため、MLF症候群では水平眼球運動が大幅に制限されます。 2024.04.18 神経に関すること