内分泌に関すること 脂質異常症について 脂質異常症とは何か? 脂質異常症とは、血液中に含まれる脂質(脂肪)の濃度が異常をきたす病気のことです。通常、脂質はコレステロールや中性脂肪などの形で作られ、エネルギー源として体内で利用されます。しかし、脂質異常症では、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪が多すぎたり、善玉コレステロール(HDLコレステロール)が少なすぎたりします。この脂質バランスの乱れが、動脈硬化や心臓病などの心血管疾患につながる可能性があります。 2024.04.17 内分泌に関すること
消化器に関すること 脂肪肝の基礎知識をご紹介!原因や種類を解説 脂肪肝とは、肝臓に過剰な脂肪が蓄積した状態を指します。通常、肝臓には少量の脂肪が含まれていますが、それが全体の5%を超えると脂肪肝と診断されます。脂肪肝の種類には、以下の2つがあります。 非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)過度のアルコール摂取が原因ではない脂肪肝です。肥満、2型糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が主な原因とされています。 アルコール性脂肪肝疾患(AFLD)過度のアルコール摂取が原因で発生する脂肪肝です。アルコールは肝臓で代謝され、その過程で脂肪酸が生成されます。過剰なアルコール摂取により、脂肪酸が肝臓に蓄積して脂肪肝を引き起こします。 2024.04.19 消化器に関すること
精神に関すること 嫉妬とは?小児科用語とその意味 嫉妬とは、自分よりも優れていると感じる他者に対して、敵意や怒りなどの負の感情を抱くことです。この感情は、愛情、賞賛、承認などの限られた資源をめぐる競争から生じます。嫉妬は、自分が愛する人や大切にしているものを失ったり奪われたりするのではないかという不安や恐れを伴うことがよくあります。 2024.04.19 精神に関すること
神経に関すること 嗜眠:意識障害の程度 嗜眠とは、意識が正常な状態から眠りへと移行する際の特定のレベルの意識障害のことを指します。この状態では、覚醒は可能ですが、会話や他の認知機能は著しく低下します。嗜眠患者は、周囲の音や光に反応しないか、反応が遅れ、簡単な質問に対する回答も困難になります。重度の嗜眠では、患者は完全に意識を失い、呼びかけや刺激に対する反応を示さなくなる場合があります。 2024.04.18 神経に関すること
口腔に関すること 医療の耳鼻咽喉科用語『指甲』について 指甲とは、医療の耳鼻咽喉科領域で用いられる用語です。耳の鼓膜の表面を覆う、薄く透明な膜を指します。鼓膜の外部と中耳腔を隔てる防御壁の役割を果たし、外部からの異物や細菌の侵入を防ぎます。また、音の振動を鼓膜に伝え、内耳に伝える役割も担います。 2024.04.19 口腔に関すること
感染症に関すること 種痘ってなに?アレルギー・膠原病に関連する用語を解説 -種痘ってどんな予防接種?- 種痘とは、天然痘を防ぐための予防接種のことです。かつては天然痘は恐れられていた感染症でしたが、種痘のおかげで、1980年に世界的に撲滅されました。種痘は、生きた弱毒化した天然痘ウイルスを使用し、肌に小さな傷をつけて接種します。接種されたウイルスは体内で増殖し、免疫系に天然痘ウイルスに対する抗体を産生させます。この抗体は、本物の天然痘ウイルスにさらされたときに、ウイルスを認識して攻撃できるようになります。 2024.04.17 感染症に関すること
皮膚に関すること 掌蹠膿疱症とは?症状や原因、治療法を解説 掌蹠膿疱症の症状 掌蹠膿疱症は、主に手のひらや足の裏に現れる皮膚疾患です。主な症状は、膿疱と呼ばれる小さな水ぶくれの形成です。これらの水ぶくれは黄色または白色の膿で満たされており、かゆみやか焼けるような痛みを伴うことがあります。水ぶくれが破れて潰瘍になると、痛みや感染のリスクが高まります。その他にも、紅斑(皮膚の赤み)、鱗屑(皮膚の剥がれ)、ひび割れ、腫れなどの症状が現れる場合があります。掌蹠膿疱症は、軽度の場合から重度の場合まで、症状の程度は人によって異なります。 2024.04.19 皮膚に関すること
血液に関すること 止血とは?そのメカニズムと用語を解説 -止血の仕組み- 止血とは、出血を制御して止める身体の自然なプロセスです。このプロセスは、止血3段階論に従って進行します。 -第1段階血管収縮- 出血が発生すると、損傷した血管の周りの筋肉組織が収縮します。これにより、血管が狭くなり、出血が減少します。 -第2段階血小板プラグ形成- 血液中の小さな細胞である血小板が損傷部位に集まり、お互いにくっついて血小板プラグを形成します。このプラグが出血を一時的に止血します。 -第3段階血液凝固- 血小板プラグの形成と同時に、血液中のたんぱく質であるフィブリンが生成されます。フィブリンは血小板と結合し、強くて耐久性のある線維素メッシュを形成します。この線維素メッシュが血管の損傷を覆い、出血を完全に止血します。 2024.04.18 血液に関すること
免疫に関すること シェーグレン症候群とは?原因、症状、治療法まで解説 シェーグレン症候群とは、自己免疫疾患の一種で、唾液腺と涙腺が主に侵される病気です。これらの腺が炎症を起こすことで、唾液と涙の分泌が低下したり、完全に止まったりします。そのため、口や目の異常を主な症状とします。また、全身の倦怠感、関節痛、皮膚の異常など、さまざまな症状が現れることもあります。 2024.04.17 免疫に関すること
検査に関すること 医療における症例報告書(CRF)とは? -症例報告書(CRF)の概要- 症例報告書(CRF)とは、臨床試験や観察研究において、個々の被験者に関する詳細な情報を収集するために使用される標準化されたフォームです。CRFは、研究者による被験者のモニタリング、データの収集、評価に不可欠です。 CRFには、被験者の基本情報(年齢、性別、病歴など)、治療介入、臨床検査の結果、副作用など、幅広いデータ項目が含まれています。情報は、研究者によって直接入力されるか、被験者による自己記入によって収集されます。 2024.04.17 検査に関すること