『治療指数』の理解→ 薬の治療効果と安全性を測る指標
『治療指数』とは、薬における-治療効果-と-安全性-を判断するために欠かせない指標のことです。治療効果とは、薬が病気を治す力のこと、安全性は、薬が引き起こす有害作用の程度を表します。
治療指数は、薬の有効量(治療効果を発揮する量)と、有害作用を引き起こす量との比で表されます。この比が大きいほど、薬の治療効果が高く、安全性の幅も広いということになります。逆に、比が小さいと、治療効果は低く、有害作用のリスクも高まります。
薬を処方する医師は、この治療指数を考慮して、患者ごとに適切な薬の量と服用方法を決定します。治療効果と安全性のバランスを考慮しながら、最適な治療法を選択することが重要です。