NED (疾患の所見なし)とは
医療と看護を知りたい
「NED」ってどういう意味ですか？
医療の研究家
「NED」は「no evidence of disease」の略で、「疾患の所見なし」という意味です。
医療と看護を知りたい
「NAD」との違いは何ですか？
医療の研究家
「NAD」は「nothing abnormal detected」の略で、「異常なし」という意味です。どちらも疾患がないことを示していますが、「NED」はより具体的に「疾患の所見なし」を意味します。
NEDとは。
「医療用語で『NED』とは、『疾患の所見なし』を意味します。カルテや看護記録などで、病気が見られないことを示します。同様の表現として、『NAD（異常なし）』があります。」
NED とは何か？
-NED とは何か？-
NED（No Evidence of Disease）とは、疾患の所見が認められないことを意味します。医学的な検査では、ガン細胞やその他の疾患の兆候が見つからない状態を指します。NEDの患者さんは、腫瘍や癌性病変が検出されず、病気の活動性が認められない状態です。ただし、NEDは疾患が治癒したことを意味するわけではなく、再発する可能性があることを留意する必要があります。
NED と NAD の違い
NED と NAD の違い
NED (疾患の所見なし) と誤って使用される NAD (疾患なしで死亡) は、意味が大きく異なります。NED は、検査または治療の結果、がんまたは他の疾患の兆候が見られないことを意味します。一方、NAD は、疾患に関連しない別の原因で死亡したことを示します。
NED が書かれたら何を意味する？
NED が書かれたら何を意味する？
NED 記載の意味は、精密検査や画像診断の結果、がんの所見が確認できないことを意味します。つまり、がんが制御されているか、寛解している状態です。ただし、NED と診断されても、がんの再発を完全に否定できるわけではありません。がんは非常に狡猾であり、微小な状態で存在したり、時間をかけて再発したりする可能性があるからです。したがって、NED 患者は、定期的なフォローアップ検査と慎重な観察が必要になります。
NED と寛解との関係
NED（疾患の所見なし）とは、検査によってがん細胞が検出されない状態を指す。がんが完全に治癒したことを意味するわけではないが、治療が奏功してがんが抑制されていることを示す。
一方、「寛解」とは、がんの症状が消えたり軽くなったりして、日常生活に支障をきたさなくなる状態を指す。NEDと寛解は密接に関連している。NEDを達成すると、寛解が長続きする可能性が高まる。しかし、NEDを達成しても寛解が必ずしも得られるわけではなく、逆に寛解の期間が長くても再発する可能性がある。
NED 判定の注意点
-NED 判定の注意点-
NED（疾患の所見なし）とは、がんの検査や検診で、再発や転移を示す兆候が確認されない状態です。しかし、NED判定には注意が必要です。
NED判定はあくまで受診時点での結果であり、時間の経過とともに状況が変化する可能性があります。そのため、NED判定後も定期的な検診や検査が重要です。また、NED判定は、検出限界以下のがん細胞が存在しないことを保証するものではありません。
さらに、NED判定は、治療が完了したことを意味するものでもありません。NEDであっても、再発や転移のリスクは残るため、治療が終了しても、医師の指示に従って定期的な経過観察を続ける必要があります。