医療用語「NAD」の意味とは？カルテ用語を分かりやすく解説

医療用語「NAD」の意味とは？カルテ用語を分かりやすく解説

NADとは？カルテ用語の意味を解説

カルテ用語であるNADをご存じでしょうか？これは医療現場でよく使われる略語の1つです。NADとは「No Abnormalities Detected」の略で、「異常なし」という意味を表します。カルテに記載される検査結果や診察所見などで、異常が認められない場合に用いられます。

NADと似た意味を持つ用語「WNL」「n.p.」

カルテに記載される医療用語には、「NAD（正常なし）」のように、一見難解なものも少なくありません。しかし、これらは検査結果や患者の状態を簡潔に示すために使われているものです。「NAD」は「no abnormal detection」の略で、検査や診察で異常が見つからなかったことを意味します。また、「WNL（within normal limits）」も異常なしを表す用語で、検査値が正常範囲内であることを示します。さらに、「n.p.（not palpable）」は触診で腫瘤などが触れなかったことを表す用語です。これらの用語を理解することで、カルテの内容をより正確に読み解くことができます。

カルテ用語「u/a」の意味とは？

カルテ用語には、医療の専門家以外にはなじみのない略語や専門用語が多く含まれています。「u/a」もその一つで、よく使用されるカルテ用語の一つです。これは「unknown」の略で、「不明」という意味を表します。医師が患者の病歴や症状について情報が不足している場合に使用されます。例えば、「患者は胸痛を訴えているが、原因はu/a」という記載がある場合、医師はまだ痛みの原因を特定していないことを意味します。

その他のよく使われるカルテ用語

カルテ用語にはNAD以外にも、よく使用されるものがいくつかあります。例えば、「N/A」は「該当なし」を意味しており、情報が不足している場合に使用されます。「PXP」は「既往歴」の略で、患者の過去の病気や治療に関する情報を記載します。また、「ROS」は「症状のレビュー」の略で、現在患者の抱える症状を簡潔にまとめたものです。さらに、「PMH」は「既往症」を意味し、患者の過去に罹患した病気や治療に関する情報を提供します。これらの用語はカルテの作成や解釈に不可欠であり、医療従事者間のコミュニケーションを円滑にする上で重要な役割を果たしています。

医療用語を理解して医療サービスを適切に受ける

医療用語の理解は、適切な医療サービスを受けるために不可欠です。専門用語は、医療従事者間の明確なコミュニケーションを可能にしますが、患者にとっては理解しにくい場合があります。しかし、医療用語を把握することで、自分の健康状態や治療計画をより深く理解し、意思決定のプロセスに積極的に参加することができます。