膀胱タンポナーデとは?緊急対応が必要な危険な状態

膀胱タンポナーデとは?緊急対応が必要な危険な状態

医療と看護を知りたい

先生、「膀胱タンポナーデ」ってどういう状態ですか?

医療の研究家

膀胱タンポナーデというのは、凝血塊が下部尿路を塞いでしまって、膀胱に尿と凝血塊が溜まってパンパンに膨らんだ状態のことだよ。

医療と看護を知りたい

患者さんはどんな症状が出るんですか?

医療の研究家

患者さんは激しい痛みを訴えて、緊急の対応が必要になるよ。

膀胱タンポナーデとは。

医療用語の「膀胱タンポナーデ」は、膀胱が凝固した血液(血栓)によって尿路が塞がれ、尿と血液で満たされてパンパンに膨らんだ状態を指します。激しい痛みを伴い、緊急の処置を要します。

膀胱タンポナーデの定義

膀胱タンポナーデの定義

膀胱タンポナーデとは、膀胱出血を止める緊急救命処置です。出血がひどい場合、膀胱に風船状のカテーテルを挿入して、膀胱壁を圧迫し、出血を止めます。膀胱タンポナーデを行うと、痛みや不快感がありますが、出血を抑えるためには非常に重要な処置です。

膀胱タンポナーデの原因

膀胱タンポナーデの原因

膀胱タンポナーデの原因は、多くの場合、外傷が挙げられます。これは、鈍器による腹部への衝撃や、銃撃やナイフによる刺し傷などの暴力による負傷が含まれます。また、骨盤骨折や、尿道への損傷などの骨格系の損傷も、膀胱タンポナーデを引き起こす可能性があります。その他、膀胱鏡検査などの医療処置中に膀胱に損傷を与えることで、膀胱タンポナーデが発生することもあります。さらに、腫瘍の増殖や、尿路結石の通過など、膀胱内の閉塞が原因となることもあります。

膀胱タンポナーデの症状

膀胱タンポナーデの症状

膀胱タンポナーデは、膀胱からの出血が止まらず、血尿が大量に出る危険な状態です。主な症状としては、排尿時に新鮮な血液が出る血尿、血の塊が出る血塊尿、血が混じった尿などがあります。また、排尿痛、排尿困難、頻尿などの症状を伴う場合があります。ひどい場合には、血尿が大量に出て、生命を脅かすこともあります。これらの症状が現れたら、すぐに医療機関を受診することが重要です。

膀胱タンポナーデの診断

膀胱タンポナーデの診断

-膀胱タンポナーデの診断-

膀胱タンポナーデの診断は、緊急性が高いため、迅速かつ正確に行うことが重要です。医師は、患者の症状や病歴を詳しく聞き取るとともに、腹部を診察して膀胱の異常の有無を確認します。

膀胱タンポナーデが疑われる場合、多くの場合、画像検査が行われます。最も一般的な検査は超音波検査で、膀胱の形状や尿の貯留状態を評価することができます。また、膀胱造影検査では、膀胱内に造影剤を注入してレントゲン撮影を行い、膀胱壁の破損や尿路の異常を確認できます。

膀胱タンポナーデの治療

膀胱タンポナーデの治療

膀胱タンポナーデの治療は、膀胱をタンポンで塞ぎ、出血を停止させる緊急処置です。この処置は、膀胱破裂や膀胱損傷など、膀胱からの重度の出血が発生した場合に必要になります。

タンポナーデ処置は、医師によって行われます。まず、膀胱内の血の塊を取り除き、出血箇所を特定します。次に、バルーンカテーテルと呼ばれる特殊なカテーテルを膀胱に挿入します。このカテーテルにはバルーンが付いており、膀胱内で膨らませて出血箇所を塞ぎます。

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