医療現場で使用するバギングとは?

医療と看護を知りたい
『バギング』について教えてください。

医療の研究家
『バギング』とは、バックバルブマスクを使って空気を送る方法です。

医療と看護を知りたい
人工呼吸の一種なのですか?

医療の研究家
はい、人工呼吸の代替法の一つです。
バギングとは。
医療用語として「バギング」があります。これはバックバルブマスクを使って空気送る方法です。人工呼吸の手法の一種で、「用手換気」とも呼ばれます。
人工呼吸といえば口と口を合わせる方法が知られていますが、感染リスクを考慮して現在ではほとんど行われていません。医療従事者はポケットマスク(フェイスマスク)やバックバルブマスクなどの器具を使用した人工呼吸を行っています。
バギングとは

バギングとは、医療現場において、手作業による換気を行う手法です。人工呼吸器が使用できない場合や、気道確保が難しい場合に用いられます。医療従事者が患者さんの口と鼻をマスクやバッグで覆い、手動で空気を送り込みます。バギングは、呼吸停止や呼吸抑制などの重篤な状況における救命処置として実施されます。
バギングの目的

医療現場で使用するバギングの目的は、患者の呼吸を補助または制御することです。バギングとは、医療用バッグを使用して患者の肺に空気を送り込む処置で、呼吸が困難または停止している場合に行われます。この処置は、一時的な呼吸補助から、患者が自発呼吸するまで継続的な呼吸サポートまで、さまざまな目的に使用できます。
バギングの手順

医療現場で行われるバギングは、呼吸が停止または不十分な患者に対して、人工呼吸を施すための重要な処置です。その手順は次の通りです。
まず、患者を仰向けにし、気道を開通させます。手指にバギングマスクを装着し、患者の鼻と口を覆うようにしっかり保持します。次に、バギングバッグを片手で圧迫し、患者に1秒あたり10~12回の換気を与えます。換気の間隔は3~5秒程度空けます。患者の胸が上下に動くか確認しながら、適切な換気圧を調整します。バギングを適切に行うことで、患者の酸素化を維持し、二酸化炭素を除去することができます。
バギングの注意点

-バギングの注意点-
バギングを実施する際には、以下の点に注意することが重要です。
1. 患者状態の確認
事前に患者の状態を十分に確認し、バギングを行っても問題ないことを確認します。
2. 酸素流量の調節
患者の状態や酸素需要量に合わせて、適切な酸素流量に調節します。流量が過剰すぎると肺胞への過膨張を招いたり、過度の二酸化炭素貯留につながったりすることがあります。
3. 圧の制御
気道内圧を適切に制御することが重要です。高すぎる圧は気道損傷や胃の膨張を招く可能性があります。一般的に、最大吸気圧は20~30 cmH2O以下に維持されます。
4. 胃の膨張に注意
バギング中に胃の膨張が起こることがあります。胃の膨張は患者の不快感や嘔吐につながり、さらに深循環障害を引き起こす可能性があります。胃管挿入を考慮し、胃の空気排出を行います。
5. 感染予防
バギングを使用する際には、感染予防に努めます。感染予防のためには、定期的な器材の清掃・滅菌、適切な個人防護具の着用が必要です。
バギングを使用する場面

バギングを使用する場面は多岐にわたります。主に呼吸停止や呼吸困難に陥った患者に使用され、バッグマスカーやバッグバルブマスクなどの機器を用いて、酸素を肺に送り込み、呼吸を補助します。具体的には、心肺蘇生(CPR)中での人工呼吸、気道確保までの応急処置、気管挿管後の換気補助、搬送中の患者の呼吸管理などが該当します。また、麻酔導入時や手術中の呼吸管理にも使用されることがあります。
