レーシックの仕組みと治療法を徹底解説
医療と看護を知りたい
『LASIK』について、もう少し詳しく教えてください。
医療の研究家
レーザ角膜内切削形成術(LASIK)は、レーザーを使って角膜を削ることで近視や乱視を矯正する手術です。
医療と看護を知りたい
レーシック、と呼ばれるのはなぜですか?
医療の研究家
レーザによる角膜形成術の略から、一般的にレーシックと呼ばれています。
レーザー角膜内切削形成術(LASIK)とは。
レーシックとは、眼科における医療用語「レーザー角膜内層切削術」のことです。レーシックは角膜屈折矯正手術の一種で、レーザーを角膜に照射して削り、屈折力を矯正します。
レーシックとは?仕組みや特長をわかりやすく解説
–レーシックとは?仕組みや特長をわかりやすく解説–
レーシックとは、LASIK(レーザー角膜層状切削術)の略で、近視、遠視、乱視などの屈折異常を矯正する眼科手術のことです。レーシックの手術では、角膜の最外層である角膜上皮を薄く削り取り、レーザー光で角膜の形状を変化させます。この処置により、屈折異常を解消し、裸眼視力を向上させます。
レーシックの特長は、手術時間が短く(約15~20分)、痛みが少なく(点眼麻酔のみで行える)、回復が早い(数日から数週間で安定した視力になります)ことです。また、効果も安定しており、ほとんどの場合で裸眼視力を得ることができます。
レーシックの治療の流れと術後の経過
レーシックの治療の流れとは、レーザーを用いて角膜を薄く削り、視力矯正を行う手術です。手術は通常、片目ずつ行われ、以下のような手順で行われます。
1. -切開フラップの作成- 角膜の表面に小さなフラップを作成し、角膜の内部組織にアクセスします。
2. -エキシマレーザーによる角膜削り- レーザーを使用して、角膜の形状を矯正し、視力の改善を行います。
3. -フラップの再配置- 作成したフラップを元の位置に戻し、角膜を覆います。
術後の経過は、通常次のようになります。
* -手術当日- 視力にぼやけが見られ、痛みや違和感があります。
* -数日後- 視力は徐々に回復し始めます。
* -1週間後- 視力は安定し始め、多くの患者は処方眼鏡やコンタクトレンズなしでクリアに物が見えるようになります。
* -1か月後- 角膜の切開治癒が完了し、視力は完全に安定します。
レーシックのメリットとデメリット
-レーシックのメリットとデメリット-
レーシックは、視力矯正における最も一般的な手術の一つです。この方法には、他の治療法にはない独自のメリットとデメリットがあります。
メリットレーシックは、近視、遠視、乱視などの屈折異常を素早く確実に矯正します。ほとんどの場合、患者は術後すぐに視力の大幅な改善を体験できます。さらに、レーシックは永久的な結果が期待でき、通常は眼鏡やコンタクトレンズを着用する必要がなくなります。
一方で、デメリットも考慮する必要があります。レーシックは侵襲的な手術であり、合併症のリスクが伴います。最も一般的な合併症は、ドライアイ症候群、光過敏症、ハローやグレアの発生です。また、まれに、再治療が必要になる場合もあります。レーシックは費用がかかる手術であり、すべての患者に適しているわけではありません。
レーシックに適応できる疾患と治療例
-レーシックに適応できる疾患と治療例-
近視、遠視、乱視など、さまざまな屈折異常がレーシックで治療可能です。
-近視-では、遠くの物体がぼやけて見えます。レーシックでは角膜の中央を薄く削り、屈折力を下げて遠くの物体をより鮮明に焦点を合わせるようにします。
-遠視-では、近くの物体がぼやけて見えます。レーシックでは角膜の周辺を薄く削り、屈折力を上げて近くの物体をより鮮明に焦点を合わせるようにします。
-乱視-では、角膜が楕円形のため、異なる方向の光が異なる屈折率で網膜に届き、物が歪んで見えます。レーシックでは、レーザーを使用して角膜形状を調整し、均一な屈折率にすることで歪みを解消します。
レーシック後の最適な生活習慣と注意点
レーシック後の最適な生活習慣と注意点
レーシック手術後には、視力の安定と回復を促進するため、適切な生活習慣を心がけることが不可欠です。手術後は、眼に過度の負荷をかけないよう、激しい運動や接触スポーツは避けてください。また、目をこすったり、強い光にさらしたりすることも控えましょう。さらに、術後数週間は、眼の乾燥を防ぐために人工涙液を使用することが推奨されます。これらの生活習慣を遵守することで、レーシック手術の効果を最大限に高め、良好な視力を維持することができます。