医療用語『排泄障害』とは?原因・種類・治療について解説

医療と看護を知りたい
排泄障害ってどういう意味ですか?

医療の研究家
排泄障害とは、尿や便の貯留や排泄に問題があることを指す症状です。

医療と看護を知りたい
原因は何ですか?

医療の研究家
泌尿器、直腸、肛門の疾患の他にも、脳・脊髄疾患、認知症、糖尿病、四肢の運動機能障害など、さまざまな原因があります。
排泄障害とは。
-排泄障害-
排泄障害とは、尿や便の排出や貯蓄に問題がある状態を指します。患者自身の生活の質だけでなく、介護者の生活の質も大きく低下させます。
-原因-
排泄障害の原因はさまざまで、泌尿器や肛門疾患などの身体的な問題のほか、脳や脊髄の病気、認知症、高血圧、糖尿病、運動障害、睡眠障害などが複雑に絡み合っています。
-分類-
排泄障害は主に以下のように分類できます。
-尿系-
* 排尿障害
* 軽度の排尿困難:残尿の増加
* 高度の排尿困難:尿閉、溢流性尿失禁
* 蓄尿障害
* 軽度の蓄尿困難:頻尿、軽度の尿失禁
* 高度の蓄尿困難:切迫性尿失禁、無抑制尿失禁、反射性尿失禁
-便系-
* 排便障害
* 軽度の排便困難:便秘、周期性下痢
* 高度の排便困難:慢性便秘、イレウス
* 蓄便障害
* 軽度の蓄便障害:頻便、過敏性大腸症候群
* 高度の蓄便障害:頻便、持続性便失禁
-治療-
治療方法は、症状や原因によって異なります。薬物療法のほか、機能訓練、介護者の指導、環境の調整などが重要です。
排泄障害とは

-排泄障害とは-
排泄障害とは、排尿や排便が正常に行えない状態を指します。排泄とは、体内に不要になった老廃物や水分を体外に排出することです。排泄障害が起こると、排尿や排便が困難になったり、まったくできなかったりします。これは、日常生活に支障をきたしたり、健康に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
排泄障害の原因

排泄障害の原因は多岐にわたりますが、大きく分けると以下の3つに分類されます。
-器質的要因-
身体的な病気や障害が原因で排泄が困難になる場合です。具体的には、神経系疾患(脊髄損傷、脳卒中など)、筋肉系疾患(多発性硬化症、筋萎縮症など)、泌尿器系の病気(膀胱炎、前立腺肥大症など)、消化器系の病気(便秘、下痢など)などが挙げられます。
-機能的要因-
身体に器質的な異常がないにもかかわらず、排泄に困難が生じる場合です。精神心理的ストレス、生活習慣(水分不足、運動不足など)、薬の副作用などが原因に考えられています。
-混合要因-
器質的要因と機能的要因が複合的に重なって排泄障害を引き起こす場合です。このタイプでは、治療が難しく、長期にわたる経過観察や管理が必要になることが少なくありません。
排泄障害の分類

-排泄障害の分類-
排泄障害は、さまざまな分類方法があります。最も一般的な分類法では、排泄障害を尿失禁と便失禁の2つに分けます。
-尿失禁-とは、尿の無意識的または意図しない排出を指します。尿失禁の種類には、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、溢流性尿失禁、機能性尿失禁などがあります。
-便失禁-とは、便の無意識的または意図しない排出を指します。便失禁の種類には、切迫性便失禁、溢流性便失禁、機能性便失禁などがあります。
排泄障害の分類は、適切な治療法の選択に役立ちます。
排泄障害の治療

-排泄障害の治療-
排泄障害の治療は、その原因によって異なります。便秘が原因の場合は、食事療法や運動療法などが推奨されます。食事療法では、食物繊維を多く含む食品の摂取と、水分を十分に摂ることが重要です。運動療法では、有酸素運動や腹筋運動などが推奨されます。下痢が原因の場合は、脱水症状を防ぐために十分な水分を摂ることが重要です。また、食事療法として、BRATダイエット(バナナ、ライス、アップルソース、トースト)などの低繊維食が推奨される場合があります。
重症の排泄障害の場合は、薬物療法が必要になることがあります。便秘に対しては、下剤や軟便剤などの薬が使用されます。下痢に対しては、止痢薬や抗コリン薬などの薬が使用されます。
また、手術が必要になる場合もあります。直腸脱や肛門裂などの重篤な排泄障害では、手術による治療が検討されます。手術では、脱出した直腸を元の位置に戻したり、肛門裂を修復したりします。
排泄障害は、日常生活に大きな影響を与える可能性のある状態です。しかし、適切な治療を受けることで、症状を改善し、生活の質を向上させることが可能です。排泄障害の症状に悩んでいる場合は、医師に相談することが重要です。
介護者のQOLへの影響

介護者のQOLへの影響
排泄障害は、介護者にも大きな負担をかけます。介護者は、排泄の介助だけでなく、排泄関連の衛生管理、寝具や衣類の交換などにも追われ、肉体的な負担が大きくなります。また、排泄の介助は時間がかかり、介護者の生活リズムを乱すことも少なくありません。さらに、排泄に関する問題を扱うことで、精神的にも大きなストレスを感じることがあります。そのため、排泄障害の介護は、介護者のQOL(生活の質)を低下させる可能性があります。
