認定看護師とは?資格や役割を解説

医療と看護を知りたい
『認定看護師』ってどういう意味ですか?

医療の研究家
看護の特定領域で熟練した技術や知識を持ち、水準の高い看護を提供していると認定された看護師のことだよ。

医療と看護を知りたい
どうやって認定されるんですか?

医療の研究家
認定看護師教育機関で教育課程を修了し、実務研修を一定期間以上経験した上で、筆記試験に合格する必要があるよ。
認定看護師とは。
-認定看護師とは-
認定看護師とは、高度な看護技術と知識を有し、専門分野で安定した看護を提供できる看護師です。日本看護協会が認定する資格であり、認定看護分野ごとに認定されます。英語では「CN(Certified Nurse)」と呼ばれます。
-認定看護分野-
認定看護分野は21あり、それぞれに専門的な知識と技術が求められます。代表的な分野を以下に示します。
* 救急看護
* 皮膚・創傷ケア
* 集中ケア
* 緩和ケア
* がん化学療法看護
* がん疼痛看護
* 訪問看護
* 感染管理看護
* 糖尿病看護
* 不妊症看護
* 新生児集中ケア
* 透析看護
* 手術看護
* 乳がん看護
* 摂食・嚥下障害看護
* 小児救急看護
* 認知症看護
* 脳卒中リハビリテーション看護
* がん放射線療法看護
* 慢性呼吸器疾患看護
* 慢性心不全看護
-認定看護師の役割-
認定看護師は、次の役割を担っています。
* 専門分野において、高度な看護技術を用いた質の高い看護の提供
* 看護実践を通じて後輩看護師への指導
* 看護に関する相談業務
-認定看護師になるには-
認定看護師になるには、看護師免許を有し、以下の条件を満たす必要があります。
* 日本看護協会認定教育機関で6カ月以上(615時間以上)の特定分野の教育課程を修了していること
* 通算5年以上の看護実務経験があり、そのうち3年以上は認定看護分野の実務経験があること
これらの条件を満たした上で、筆記試験に合格すると認定看護師として認定されます。資格は5年ごとに更新が必要で、更新時には過去5年間の看護実践と自己研鑽の審査が行われます。
-専門看護師との違い-
同じ日本看護協会の認定制度である専門看護師とは、保健医療福祉の発展と看護学の向上を目的としています。一方、認定看護師は看護実践の質向上を目的としており、現場での実務を重視しています。
認定看護師の定義と役割

-認定看護師の定義と役割-
認定看護師とは、特定の看護領域で高度な知識と技能を有し、日本看護協会が定める資格要件を満たした看護師のことです。認定看護師になるためには、専門分野の教育プログラムを修了し、認定試験に合格する必要があります。
認定看護師は、それぞれの専門分野において、患者や家族のニーズに合わせた質の高い看護を提供することが期待されています。具体的には、看護計画の作成と実施、看護ケアの評価と改善、看護研究の遂行などを行います。また、認定看護師は、患者や家族への教育と支援にも積極的に取り組んでいます。
認定看護分野

認定看護分野とは、特定の看護分野において専門的な知識とスキルを有する認定看護師が従事している分野のことです。認定看護師は、高度な技術を必要とする専門看護領域で活躍し、質の高い看護を提供しています。代表的な認定看護分野には以下のようなものがあります。
* がん看護
* 救急看護
* 感染制御看護
* 周産期看護
* 在宅看護
認定看護師は、各分野でより専門的な臨床実践を行い、患者や家族に包括的かつ個別化されたケアを提供します。また、研究や教育にも積極的に関わり、看護実践の向上に貢献しています。
認定看護師の期待される役割

認定看護師には、患者への優れかつ安全なケアの提供が期待されています。その役割には以下が含まれます。
* 医療ケアの評価と計画患者のニーズをアセスメントし、適切な治療計画を策定する。
* 看護業務の監督他の看護師やヘルスケアチームメンバーの業務を指導し、監督する。
* 患者と家族への教育健康状態、治療、退院後のケアに関する情報を提供する。
* 看護に関する研究と実践の促進看護のエビデンスに基づく実践を推進し、新しい知識やスキルを開発する。
* 看護政策の提唱患者のケアを向上させるためのポリシーや手順の策定に参与する。
認定看護師と専門看護師の違い

-認定看護師と専門看護師の違い-
認定看護師と専門看護師は、ともに高度な専門知識とスキルを有する看護師ですが、その違いはあります。
認定看護師とは、特定の専門分野で高度な実践能力を有し、日本看護協会の認定を受けた看護師です。認定を取得するには、実務経験や研修に加え、認定試験に合格する必要があります。認定看護師は、各専門分野において、患者や家族への包括的なケアを提供しています。
一方、専門看護師とは、特定の専門分野で高度な専門知識と実践能力を有し、大学院で修士号を取得した看護師です。専門看護師は、研究や教育、コンサルティングなど、臨床現場以外の分野でも活躍しています。また、専門看護師の資格は、日本看護協会や厚生労働省ではなく、大学院によって認定されます。
認定看護師になるための条件

認定看護師になるための条件は、体系だった教育を受け、専門分野で一定の実務経験を積むこととされています。必要な教育課程は専門分野によって異なり、各分野に対応した認定看護師教育課程プログラムを修了する必要があります。また、専門分野の認定看護師資格を有する看護師としての実務経験も求められ、一般的に5年以上の実務経験が必要とされています。さらに、継続的な研鑽や学会等への参加による専門性の向上も求められ、知識とスキルの維持・向上に努めることが重要です。
