
シバリングとは?体温低下時の身震い反応
-シバリングの仕組み-
シバリングは、体温が低下したときに起こる反射的な筋肉の収縮反応です。この反応により、筋肉内の熱発生が増加し、体温の上昇につながります。シバリングは、主に骨格筋が急速に収縮・弛緩することで引き起こされます。この収縮と弛緩の繰り返しが、熱を発生させます。
シバリングを制御する脳の中枢は、視床下部にあります。視床下部は、体の温度を監視するセンサーの役割を果たしています。体温が低下すると、視床下部がシバリングを引き起こす信号を筋肉に送ります。この信号は、筋肉内の神経線維を伝わって運動ニューロンに到達し、筋肉の収縮を指令します。