血液に関すること 慢性骨髄性白血病の基礎知識
慢性骨髄性白血病(CML)は、骨髄中の造血幹細胞にBCR-ABL遺伝子異常が発生することで起こる、血液のがんです。この異常により、フィラデルフィア染色体と呼ばれる異常な染色体が生成され、過剰な白血球が産生されます。正常な白血球は感染症と戦うのに役立ちますが、CMLではこれらの白血球は制御不能に増殖し、血液や骨髄に蓄積してしまいます。この病気は、主に40歳以上の成人に発症し、進行が緩やかな慢性期、進行が速くなる加速期、白血病に急変する芽球腫瘍期という3段階の経過をたどるのが一般的です。また、CMLは治癒が困難な病気ですが、適切な治療を受ければ、患者さんは長期にわたって病気をコントロールすることができます。
