
脱腸とは?わかりやすく解説
-脱腸の種類と原因-
脱腸にはさまざまな種類があります。最も一般的なのは鼠蹊ヘルニアで、鼠蹊部(足の付け根の内側)に内臓が飛び出すものです。他の種類には、臍ヘルニア(へそに内臓が飛び出す)、大腿ヘルニア(足の付け根の上部外側に内臓が飛び出す)、坐骨神経孔ヘルニア(お尻の孔から内臓が飛び出す)などがあります。
脱腸の原因には、さまざまなものがあります。腹腔内の圧力上昇、腹壁の筋力の低下、生まれつきの欠陥などが挙げられます。重いものを持ち上げたり、咳をしたり、くしゃみをしたりすると、腹腔内の圧力が上昇して脱腸を引き起こすことがあります。また、加齢や妊娠で腹壁の筋力が低下すると、脱腸のリスクが高まります。さらに、生まれつき腹壁に穴が開いている場合、脱腸が発生する可能性があります。