循環器に関すること 【医療用語】陳旧性心筋梗塞とは? 陳旧性心筋梗塞とは、心筋が酸素不足により壊死した状態が、発症から少なくとも数週間、通常は数か月以上経過したものです。この心筋の損傷は、心臓に血液を供給する冠動脈が血栓によって塞がれることで起こります。血栓が完全に溶解されるか、形成されないまま十分な血液が心筋に流れると、心筋は徐々に修復され、瘢痕組織に置き換わります。この修復と瘢痕形成のプロセスには時間がかかり、通常は数週間から数か月かかります。 2024.04.19 循環器に関すること
消化器に関すること 虫垂炎の全てを知る 虫垂炎とは、虫垂と呼ばれる小さな臓器に炎症が起こる病気のことです。虫垂は盲腸と呼ばれる大腸の一部の近くに付着しています。虫垂の役割は不明ですが、かつては消化に役立っていたと考えられていました。虫垂炎は、虫垂が細菌や異物によって詰まり、炎症を起こすことで発生します。 2024.04.18 消化器に関すること
公衆衛生に関すること 中央社会保険医療協議会とは? 中央社会保険医療協議会とは、厚生労働大臣の諮問に応じて、医療保険制度の適正かつ安定的な運営を図るため、国が定める医療・介護に関わる制度の建議や答申、意見の提出等を行う政府の審議会です。 2024.04.19 公衆衛生に関すること
リハビリテーションに関すること チャドック反射とは?錐体路障害の指標となる反射 チャドック反射とは、大腿四頭筋の収縮に反応してハムストリングスが弛緩する反射です。脊髄の仙髄レベルに支配され、錐体路の機能障害を示す指標として臨床的に利用されています。膝蓋腱を叩打すると、大腿四頭筋が収縮し、その刺激が脊髄を通ってすぐにハムストリングスの弛緩を引き起こします。この反射は、錐体路が損傷を受けると減弱または消失するため、錐体路の障害の診断に役立ちます。 2024.04.18 リハビリテーションに関すること
免疫に関すること 中枢性免疫寛容とは?自己抗原を認識しないしくみ 中枢性免疫寛容とは、身体が自己の組織を攻撃しないようにするための巧妙な仕組みです。この自己寛容は、自己免疫疾患を防ぐ上で不可欠です。自己免疫疾患は、免疫系が自己の細胞や組織を異物と誤認して攻撃してしまう状態です。 自己寛容がなければ、私たちの免疫系は身体の健康な細胞や組織を攻撃し、炎症や組織損傷を引き起こしてしまいます。しかし、自己寛容によって、免疫系は自己抗原、つまり身体自身の成分を認識しないように抑制されています。 2024.04.17 免疫に関すること
公衆衛生に関すること 地域医療 地域医療とは、文字通り、地域の人々の健康を守る医療のあり方です。地域密着型の医療機関において、住民の健康管理や疾病予防、健康増進など、地域住民の健康に関する包括的な支援を行います。地域医療では、住民との信頼関係を築き、かかりつけ医として継続的に健康をサポートすることが重視されます。また、地域における健康課題やニーズを把握し、それらに応じた医療サービスを提供することも重要です。地域医療は、地域の特性や課題に合わせて、医療機関や保健師、住民が連携して行われるのが一般的です。 2024.04.19 公衆衛生に関すること
アレルギーに関すること 蝶形紅斑とは?SLEの特徴的な顔面皮疹 蝶形紅斑とはは、全身性エリテマトーデス(SLE)に特有の顔面皮疹です。その名の通り、蝶が両翼を広げたような形をしており、頬骨から鼻にかけて見られます。中央の鼻梁部は皮疹が出ないため、あたかも蝶が止まっているかのように見えます。SLEでは、約半数の患者さんにこの皮疹が現れ、初期症状として現れることも多いです。 2024.04.17 アレルギーに関すること
精神に関すること 知的障害とは?精神科用語の解説 -知的障害とは- 知的障害とは、一般的な知的能力の低下や社会適応能力の低下を特徴とする障害のことです。知能指数(IQ)が70未満で、社会的生活の適応が困難な状態を指します。知的障害の程度により、軽度、中程度、重度の3段階に分けられます。軽度の場合は、日常的な生活に支障をきたさない程度ですが、中程度から重度の場合は、日常生活を送る上で支援が必要となります。 2024.04.19 精神に関すること
在宅医療に関すること 地域医療とは?仕組みや役割をわかりやすく解説 地域医療とは、地域の住民に対して、その健康や病気の予防、治療、リハビリテーション、介護などを総合的に提供する医療サービスを指しています。地域特性やニーズに合わせた医療を行い、住民の健康増進と福祉の向上を図るのが目的です。地域医療の中心となる機関は、地域医療支援病院で、その役割は主に以下の3つに分けられます。 2024.04.19 在宅医療に関すること
呼吸器に関すること 蓄膿症を知る!耳鼻咽喉科でよく聞く用語 -蓄膿症とは?慢性副鼻腔炎との関係- 蓄膿症とは、副鼻腔と呼ばれる鼻の周囲にある空洞に膿がたまる病気です。副鼻腔は空気で満たされており、鼻腔との間で空気を出し入れしています。蓄膿症になると、副鼻腔の粘膜が炎症を起こし、鼻水がたまり、膿が発生します。 蓄膿症と似た病気として慢性副鼻腔炎があります。慢性副鼻腔炎とは、3か月以上続く鼻づまり、鼻水、顔面の痛みや圧迫感などの症状を指します。蓄膿症が慢性化すると、慢性副鼻腔炎になることがあります。 2024.04.19 呼吸器に関すること